「糞生恵実」を探せ!
以前、蟹座の悲しみという記事を書きました。
http://tackeyamori.hatenablog.com/entry/2013/10/23/190225
決して自分ではどうにもできないことですが、
蟹座として生まれたことで、
なんか、こう、アレだよなぁと思うことがあり書いた次第です。
しかし世の中にはもっと悲惨な星のもとに生まれた方がいらっしゃいます。
そしてそんな運命をものともせず、素晴らしい結果を残した人もいるはずですし、
今日にもご活躍されている方がいらっしゃるでしょう。
彼らの活躍はきっと、自身の運命を呪っている人々を勇気づけるはずです。
そんな思いから、
クソみたいな生まれから恵まれた実績を残し続けている方を、
なんでも実況ジュピュター風に
「糞生恵実」(クソウ メグミ)
としてここに表彰したいと思います。
そのためにまず、クソみたいな生まれを定義しましょう。
星座
まずは可哀そうな星座ですが、
これはもう言うまでもなく蟹座です。
何故かという疑問はこちらをご覧ください!
http://tackeyamori.hatenablog.com/entry/2013/10/23/190225
あとそこにも書いてますが、蟹座6月生まれ組ね。
7月生まれはカッコいいから!!
ジュライ!!
イェイ!!
干支
次に可哀そうな干支です。
象があれば可哀そうな象として入れたいところですが、
残念ながらノットエレファントです。
いかがいたしましょう?
まぁとりあえず書き出します。
干支スタイルではなく普通に。
鼠 牛 虎 兎 龍 蛇 馬 羊 猿 鳥 犬 猪
クソみたいと言われる為には、
やはり弱くてショボくて人格的にもアレな必要があるでしょう。
強さの観点でいけばまず外れるのは虎と龍ですね。
これには異論がござらんでしょう。
次いで猪が強いですかね。
結構でかいですし、毛むくじゃらだし、牙あるしね。
ウリ坊は超可愛いのに、なぜ成体になるとあんなことになるのでしょう。
ロシア女か。
犬、猿、鳥も桃太郎と共に鬼を倒した実績を買って強いとしましょう。
戦闘時の画像を見る限り、一人当たり5~10匹程度の小鬼をやっつけております。
小鬼は子どものツキノワグマと同等の戦闘力という研究結果がでておりますので、
これは大変なことだと思うよ。
大人しいイメージのある牛や馬ですが、
現実問題、喧嘩では勝てません。
彼らの大人しさは強者の余裕です。
蛇も毒のイメージがありますし、強そうですよね。。
かっこいいし。
そうなると残るは鼠と兎と羊です。
羊は黄道十二星座に名を連ねており、ここでセレクトすると理に合わない為却下。
残るは鼠と兎。
ここで干支にまつわるエピソードをご紹介。
昔々の大昔のある年の暮れのこと、神様が動物たちにお触れを出したそうな。
「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやろう」
動物たちは、おらが一番とて、めいめいが気張って元日が来るのを待っておった。ところが猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみ に訊くと、ねずみはわざと一日遅れの日を教えてやった。猫はねずみが言うのを間に受けて、喜んで帰っていったと。
さて元日になると、牛は「おらは歩くのが遅いだで、一足早く出かけるべ」とて夜のうちから支度をし、まだ暗いのに出発した。牛小屋の天井でこれを見 ていたねずみは、ぽんと牛の背中に飛び乗った。そんなこととは知らず、牛が神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていない。
我こそ一番と喜んで待つうちに門が開いた。とたんに牛の背中からねずみが飛び降り、ちょろちょろっと走って一番になってしまった。それで牛は二番、 それから虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順で着いた。猫は一日遅れで行ったものだから番外で仲間に入れなかった。それでねずみを恨んで、今が今 でもねずみを追い回すのだそうな。
http://www.eto12.com/junishi02.html
ねずみクソ野郎だな。
スケジュール管理できてない猫にも問題あるけど。
というわけで可哀そうな干支は子年で決まりです。
血液型
いやB型でしょ。
世論を鑑みるに。
私自身悪いイメージもってないですけどね。
ただ血液型聞くほど仲良い人にB型はほぼいないですね。
と、ここまで星座、干支、血液型で分類しましたが、
1/12(蟹座) x 1/3(6月生まれ) x 1/12(子年) x 20%(B型)
=0.046%の人が該当します。
日本の人口の0.046%と言えば6万人弱が該当してしまうので、
まだまだ対象が多すぎます。
というわけで世代で分けましょう。
世代
クソ世代の話になると、人種差別的様相を呈しますので大きな声では言えませんが、
ここは心を鬼にして考察せざるを得ません。
そして考察の結果、
団塊世代(’47~'49)とバブル世代('65~'69)となりました。
これは世間一般論の紹介ですから。
差別じゃないですから。
ですが干支の問題で、バブル世代に子年は該当しません。
残念。
しかし団塊では該当年がございます。
それは1948年生まれの方々です。
これで可哀そうな学年は1948年生まれと決まりました。
授賞式
ついに全ての条件が出そろいました。
戦後間もない、日本全体が貧困にあえぐ1948年の6月末に産声あげ、
子年だ蟹座だB型だという誹りに耐え、
馬鹿みたいに多い同期との競争にさらされ、
気が付けば同い年の者は引退し、死に、他人の足を引っ張る存在となり、
振り返れば若者たちから侮蔑を込めて「団塊」と呼ばれる、
そんな今でも、まだまだ現役で走り続ける男。
です。
こんな条件、あてはまる人いるのか?
そう思いながらも探してみました。
すると!なんと!
一人の該当者を発見しました!
何たる奇跡!
ご紹介いたしましょう。
栄えある「糞生恵実」(クソウ メグミ)の受賞者、
俳優の「笹野高史」さんです!!!
1948年6月22日生まれの団塊子年蟹座B型!
テレビに映画に大活躍の名優さんですね。
山田洋次監督の映画によく出ているらしいのですが、
私は山田監督の映画ほとんどみたことがないです。
にもかかわらず、やたらと目にする機会は多いですね。
ちらと出てきては絶妙なワンポイントを突く演技で、
その独特の雰囲気と存在感を印象に残してくれます。
そのクソみたいな生まれもさることながら、
身長も小さく、ヒョロヒョロで、髪も薄く、
決して、所謂「俳優」として恵まれているようには思えません。
少なくとも「ランボー」のオファーはこないでしょう。
ご自身の個性を見つめ、
求められているものを把握し、
研鑽し続けたからこそ、
今日も我々は笹野さんのお姿を見ることが出来るのでしょう。
その栄誉を称え、
ここに「糞生恵実」(クソウ メグミ)の称号を捧げます。
ぱちぱちぱち。
余談ですがミュージシャンのトッド・ラングレンも同じ日に生まれているようで。
2年前のフジロックでその溢れんばかりのセンスを爆発させておりました。
まだまだ元気でなによりです。