Vietnamびじねすりぽーと

ベトナムで生活する若者が綴る、安定的に肉を手に入れるまで。

蟹座という悲しみ

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蟹座は虐げられている。

 

私は蟹座なのだが、どうも居心地がよくない。

世間から、蟹座はダサいと思われている。

 

多分「なりたくない星座アンケート」を胎児にとったら、

ぶっちぎりで蟹になるだろう。

 

なぜこのような悲劇が生み出されているのか、

考察したいと思う。

 

【考察①】弱そう

まず、黄道十二星座を全て挙げよう。

牡羊座

牡牛座

双子座

蟹座

獅子座

乙女座

天秤座

蠍座

射手座

山羊座

水瓶座

魚座

 

この中で人の捕食対象となるのは、羊、牛、蟹、蠍、山羊、魚だ。

さらにこの中でタイマンで勝てるのは蟹、蠍、魚のみだと思われる。

 

しかし蠍は猛毒を持っており、砂漠では恐れられている存在である。

そもそもあんまり食べないし。

 

その意味でいうと、蟹と魚が最も弱いと言える。

 

「魚と比べれば蟹は強いだろう」

という意見もあるだろうが、

おそらくそういったご意見は、

蟹:ズワイガニ/マッドクラブ

等を想定しているのだろう。

 

彼らは種の中でも最大級の蟹であり、言ったらあれがMAXであり、

魚も同じ条件にすると、ホオジロザメが出てくる。

 

ズワイガニ VS ジョーズ

 

勝てる気しませんね。

 

「乙女とタイマンしても勝てる」

という意見もあるかとは思うが、

乙女を殴るのは気が引けるので却下する。

 

「天秤にだったら勝てる」

という猛者は一度試していただき、

結果をご報告いただければと思う。

 

 

【考察②】聖闘士星矢の影響

我々世代にとっては、これが一番強い理由であろう。

 

一応ご説明すると、

聖闘士星矢は車田正美による漫画で、

各星座に応じた聖闘士(セイント)と呼ばれる少年たちが、

聖衣(クロス)と呼ばれる鎧を纏い、

女神(アテナ)の為、世界の為に闘う、という物語だ。

 

ちなみにセイントもクロスも漢字変換できる。

そのぐらい影響力のある漫画だったということだ。

 

その聖闘士の頂上に位置するのが、

黄道十二星座の聖衣を纏う黄金聖闘士(ゴールドセイント)。

 

この中に当然、蟹座の聖闘士がいる。

彼の名はデスマスク。

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だいたいコイツのせい。

コイツが弱いわ卑怯だわ情けないわで、

もう蟹座男子は立場無くなったわけだ。

 

デスマスクの伝説を簡単に羅列すると、

・初登場時は青銅聖闘士相手に格の違いを見せつけるも、

 牡羊座のムウにびびって退却

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・十二宮編でその青銅聖闘士相手に普通に敗北。

・ちなみに負けたのはデスマスクだけ。他は通したか相打ちか。

・死に際に「あじゃぱアー」「うびゃあ」など意味不明な叫びをあげる

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・必殺技の「積尸気冥界波(せきしきめいかいは)」が指から精子出してるみたいでダサい。

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・あと読みにくいし変換しにくいし語呂もわるいしダサい。

・あと冥界への強制テレポート技なので、地味。ダメージも低い。

・聖衣がトゲトゲしててダサい。なにそれハナサキガニ?

・冥界編で再登場するも、何故か「マンモスあわれな奴」など、のりP語を喋る。

・ラダマンティスに命乞いするもボコられて捨てられる

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・ネタとしてだったらアルデバランのほうが面白い

 

などなど、なぜこのような扱いにしたのか、

作者の蟹座に対する恨みすら感じる。

 

ちなみに車田先生の誕生日は12月6日で、

作中最強の厚遇を受けた射手座でございます。

 

この聖闘士星矢のせいで、

星座カースト制度などというものが生まれ、

蟹座男子はいじめを受ける結果と相成った。

 

ちなみに蟹座男子を冥界へ突き落したのがこの漫画なら、 

本来であればイジメ対象だった乙女座男子を救ったのもこの漫画だ。

 

乙女座の黄金聖闘士、神に最も近い男こと、シャカ。

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超かっこいい。

 

 【考察③】言葉の影響

蟹座は英語でCancerという。

あれ?どこかで聞いたことあるなぁ。

そう、「癌」と同じ。

肺がんはLung Cancer。

扁桃腺癌はTonsil Cancer。

なんか蟹出汁豚汁っぽい。

 

由来は、乳がんをほっておくと、

癌やら膨れた血管やらが皮膚に出てきて、

乳房にカニが張り付いているように見えるかららしい。

 

何にせよ、

蟹座=癌

という図式が成り立つ。

 

おじいちゃんが蟹座で死んだ。

抗蟹座薬で髪の毛が抜けた。

 

などといった会話が、英語圏では日常的に行われている。

 

【考察④】そもそも神話レベルでアレ

星座にはそれぞれ神話が付帯している。

蟹座の神話がどのようなものかというと、

 

かの有名な豪傑ヘラクレスが、

沼地で怪物ヒドラと闘っているときに、

蟹が沼から出てきてヘラクレスの足を挟むも、

全くノーダメージで、

邪魔だと思ったヘラクレスにポイってされて、

踏みつぶされました。

ちゃんちゃん。

 

・・・扱い悪すぎ。

まず攻撃対象じゃない。

対象じゃないのに人の戦いにノコノコ出てきて、邪魔だから殺されるとか。

 

完全なモブじゃないか!

噛ませ犬でもないじゃないか!

ドラゴンボールでいうと

「戦闘力・・・たったの5か・・・ゴミめ」

のおじさんレベル。

ヤムチャの背中すら見えない。

 

 

 

以上のような理由により、

蟹座は迫害されてきたと言えるだろう。

 

そのうち蟹座有志がイスラエル的国家を建国するかもしれないな。

 

しかし蟹座にも良いところはある。

大多数の蟹座が7月生まれという点だ。

 

7月生まれ=ラッキーセブンで縁起がよい。

これが8月だったらどうだろうか。

 

8月生まれ

⇒夏休みなので友達に誕生日を祝ってもらえない

⇒喜びを分かち合う友人がいない

⇒ロクな人間に育たない

⇒孤独死

 

きっとこうなってしまうだろう。

 

更に7月の誕生石はルビーである。

赤く美しい輝きを放つ至上の宝石である上に、

しりとりの鬼門「る」の突破口となりえる、

大人にも子供にも素敵な石だ。

 

これがトルコ石(12月生まれ)だったらどうなるだろうか。

 

トルコ石

⇒輝きがないしトルコってなんかちょっとエロい

⇒モテずに風俗通いになる

⇒孤独死

 

こうなってしまうだろう。

ざまぁみろ射手座。

 

蟹座もまだマシなのである。

 

いや、6月末の蟹座組はもうあれですけどね。

蟹座なのに梅雨で真珠ですけどね。

 

ちなみにデスマスクは6月24日生まれ。

 

やっぱ救えねーわ。