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第93回全国高校サッカー選手権 組み合わせ決定と感想

第93回全国高校サッカー選手権の県予選が全て終了し、早速組み合わせが決定したとのこと。


組み合わせ - 第93回全国高校サッカー選手権大会 : nikkansports.com

 

今大会はちょっとやる気を持って観戦しようと前々から注目チームやプレーヤーの情報を集めてまして、予習記事でも書いてやろうと考えておりました。

が、

そこは高校スポーツ。

波乱、といっては優勝校に失礼ですが、順当と目されていた、あるいはスタープレーヤーがいる高校が予選で涙を呑む、そんなケースが多かったですね。

まぁ私が観戦もせず、インターハイ情報とかハイライトとかをネットで漁って「こいつ注目や!」ってなってただけなんで、勝った当人たちにしてみれば実力通りなんでしょうけど。

まぁせっかく調べたんで、予習しましょう。

まず出場校一覧。

地区:出場校・出場回数       
北海道:北海道大谷室蘭(4年ぶり30回目)
青森県:青森山田(18年連続20回目)
岩手県:遠野(2年連続24回目)
宮城県:聖和学園(3年ぶり2回目)
秋田県:新屋(初出場)
山形県:東海大山形(初出場)
福島県:尚志(3年ぶり6回目)
茨城県:第一学院(初出場) 
栃木県:矢板中央(2年連続6回目)
群馬県:前橋育英(2年ぶり18回目) 
埼玉県:昌平(初出場)
千葉県:流通経済大柏(4年ぶり4回目)
東京2枠:都立三鷹(7年ぶり2回目)國學院久我山(2年連続6回目)
神奈川県:日大藤沢(7年ぶり4回目) 
山梨県:山梨学院大附(3年ぶり4回目) 
新潟県:開志学園JSC(初出場)
石川県:星稜(16年連続25回目)
福井県:丸岡(3年連続27回目)
富山県:水橋(4年ぶり6回目) 
長野県:東京都市大塩尻(3年ぶり3回目) 
静岡県:静岡学園(4年ぶり11回目)
愛知県:中京大中京(3年ぶり14回目)
岐阜県:岐阜工(2年連続25回目)
三重県:宇治山田商(初出場)
滋賀県:草津東(10年ぶり8回目)
大阪府:履正社(2年連続2回目)
兵庫県:滝川第二(2年ぶり18回目)
京都府:京都橘(3年連続4回目) 
奈良県:郡山(初出場)
和歌山県:初芝橋本(2年連続13回目)
岡山県:作陽(2年ぶり22回目) 
広島県:広島皆実(2年連続11回目)
島根県:立正大淞南(3年連続14回目)
鳥取県:米子北(5年連続10回目) 
山口県:高川学園(3年ぶり22回目)
香川県:香川西(9年連続10回目)
徳島県:徳島市立(2年連続15回目) 
高知県:明徳義塾(4年ぶり5回目)
愛媛県:松山北(5年ぶり4回目) 
福岡県:東福岡(2年連続16回目) 
佐賀県:佐賀東(2年連続8回目)
大分県:中津東(3年連続4回目)
長崎県:長崎総合科学大附 (3年連続3回目)
熊本県:秀岳館(初出場)
宮崎県:日章学園(2年連続11回目)
鹿児島県:鹿児島城西 (2年ぶり5回目)
沖縄県:前原(35年ぶり2回目)

 

それじゃ優勝候補・名門校で順当に突破してきた高校を見てみましょう。

 

まず夏のIH優勝の福岡代表・東福岡。

かなり前から有名な気がする10番の中島賢星、IHで大ブレイクした”和製C・ロナウド”こと増山朝陽ら豪華アタッカー陣を擁する優勝候補最右翼です。

増山は神戸内定、中島は横浜FM内定だそうで。すごいな。

開幕戦でミラクル三鷹と当たります。

 

次に群馬代表・前橋育英。

群馬県の秋の風物詩、育英x商業を制し全国大会へ駒を進めました。

桐生第一の台頭で、最近はそうでもないらしいですけど。

年代別日本代表常連の渡辺凌磨、鈴木徳真の2枚看板で優勝候補に目されております。

しかし、期待させといて早々に敗退するのが前橋育英イズムなので、楽観できる試合はないですね。

 

他には、

18年連続出場、他に高校が存在しているのかすら不明の青森県代表・青森山田、

昨年準優勝の石川代表・星稜、

この2年素晴らしい成績を残している京都代表・京都橘、

隔年出場の法則により兵庫代表・滝川第二、

小嶺監督率いる長崎総科

あたりも常連校ですね。

 

岩手・遠野、栃木・矢板中央、福井・丸岡、和歌山・初芝橋本、岡山・作陽、広島・広島皆実、島根・立正大淞南、鳥取・米子北、香川・香川西あたりもいつもいるイメージ。

 

次にプロ内定者がいる高校を見ていきましょう。

上記の東福岡以外では、磐田内定の岩元颯オリビエがいる鹿児島城西が全国切符を手にしました。

全国の舞台でその名に負けないインパクトのプレーを見せて欲しいです。

 

次に高校界最高センターハーフの呼び声高い大阪桐蔭の久保田和音(鹿島内定)。

非常に見てみたかった選手ですが、大阪大会準決勝で履正社に敗れました。

履正社は決勝にも勝利し、2年連続の出場を決めました。

 

甲府内定、仙台育英の熊谷駿もベスト4で姿を消しました。

優勝したのは、仙台育英を破った宮城県工相手に決勝で6-1と粉砕した聖和学園。

ハイライト見る限り、野洲もビックリのイケイケドリブルチームでした。

この手のチームは試合ごとに当たり外れがデカいんですが、ハマれば大会に旋風を巻き起こすことになるでしょう!

 

激戦区静岡の浜松開誠館高校、松原后(清水内定)もベスト4で終戦。

てか浜松開誠館って知らないんですけど、静岡の勢力図も変わってるんですかね。

優勝したのは、藤枝東との名門対決を制した静岡学園。大島僚太のとき以来の出場みたいです。

今年の”静学産テクニシャン”はどれほどなのか、注目です。

 

静岡を越える超激戦区、地獄の千葉予選を制したのは流経大柏。

ライバルの市立船橋には高校No1GKの呼び声高い志村滉(磐田内定)がいましたが、その志村から3点を奪い4年ぶりの出場を決めました。

流経柏の左利きSB小川諒也もFC東京らしいですね。

あと数年前アトレティコに行って話題になった宮川類も今は流経だそうで。

てか千葉の激戦区っぷりはヤバい。

これトーナメント結果なんだけど

接戦ばっかりでキモい。

流経大柏と覇権を争う市船と接戦を演じた八千代と接戦を演じた偏差値72の県立船橋高校がキモい。

 

横浜FC入団内定、上田悠起のいる成立学園は東京都予選1回戦で姿を消しました。

しかも勝ったチームが次で負けて、その勝ったチームも次で負ける、いわゆる逆トーナメント1位という屈辱付。

世代屈指のファンタジスタらしいのでJの舞台で悔しさを晴らす姿が見たいです。

その東京A代表は実践学園を退けた国学院久我山。

東京B代表は都立三鷹で、開幕戦でいきなり東福岡と当たります。

 

他に出場を逃した有力校と言えば、まずは昨年度覇者・富山第一でしょう。

ライバルは見当たらないとまで言われた予選でまさかの準決勝敗退、優勝は水橋となりました。

ちなみに富山第一は、大会通して4戦46得点3失点。

どこかの魔境とは大違い。

 

他にはIH準優勝の熊本・大津が挙げられます。

県予選準決勝で東海大星翔(どこだよ)に敗北。

この東海大星翔にはU-16日本代表の小野湧哉という選手がいるらしいと聞いたので、それならばと期待していましたが、優勝したのは秀岳館。

準々決勝までの7戦で2点差以上ついた試合が1つのみというわりと激戦区を抜け初出場を決めました。

しかし組み合わせはボスラッシュっぽい。

 

昨年一年生トリオで旋風を巻き起こした三重・四日市工業も決勝で宇治山田商に敗れる大番狂わせ。

宇治山田商はこれまで、四日市中央工から3年間で1点も取ったことなかったらしいですが、決勝で歴史を変えました。

こういうのは大抵、次の試合でウソのようにボロ負けするんですが、是非この勢いのまま全国へ臨んでほしいです。

 

2年前の選手権を制した宮崎・鵬翔も準決勝敗退。

優勝時には1年生で大会優秀選手に選ばれた北村知也ですが、再びその地を踏むことは出来ませんでした。

優勝は2年連続で日章学園。

 

そして、滋賀県立野洲高校。

セゾン出身のドリブラー村上魁の雄姿を見たかったのですが、決勝で草津東に敗れ全国出場はなりませんでした。

高校サッカースレ見る限りでは草津東有利って言われてたみたいなので、まぁ相当強いんでしょうね。10番がヤバいという噂も。

野洲は村上が2年だし、1年生レギュラーもいるらしいので来年に期待しましょう。

ちなみに滋賀の高校サッカー選手権予選をググると、最初にびわ湖放送のサイトが出るんですけど、そこの表示が勝ち上がり表じゃなくて敗者塗り潰し式。

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金田一少年の事件簿みたい。

死に過ぎ。

 

 

まぁコレだけ書いて、上記のチームほぼ全て見たことないんですけどね!

予習ってことでご勘弁。

上に名前出した中で、増山朝陽、久保田和音、鈴木徳真、村上魁あたりは東京五輪世代ですので、そういう楽しみもありますな。

 

予想は、ベスト4に流経大柏、前橋育英、東福岡、昌平で、優勝は東福岡。

開幕戦は12月30日です。

熱き闘い、期待しております。