Vietnamびじねすりぽーと

ベトナムで生活する若者が綴る、安定的に肉を手に入れるまで。

男子バスケ リオ五輪予選が始まるよ

バスケット協会のグダグダも収まったみたいですね。

形の上では。

 

とりあえずFIBAからの制裁は解除とのことで、

リオ五輪予選への出場は可能となりました。

 

ついでに男子アジア予選の組み合わせが発表されました。

これを突破すれば、リオ五輪に出れるということですね!

ちなみに日本の世界ランキングは47位。

アジアでは中国(14)イラン(17)韓国(28)ヨルダン(29)フィリピン(31)レバノン(34)台湾(44)に次ぐ8位です。

FIBA bwin World Ranking, men - FIBA.com

 

イランとヨルダンが意外な感じ。

 

まぁ8位なら運が良ければイケるんじゃね!?

と思ったあなた。

それはサッカー脳。

 

なんとオリンピック男子バスケット、

アジアの固定枠は、

1つです。

 

ぴぎゃー。

 

この大会、優勝国のみがオリンピック出場権獲得です。

そんで2位と3位が最終予選に回ります。

 

この最終予選は世界単位で行われる、一種の大会と呼んで差し支えない規模のものでして、

4年前の日本女子はこの最終予選、しかも最終戦で涙を呑んでおります。

くわしくわうぃきぺでぃあで

ロンドンオリンピック (2012年) バスケットボール世界最終予選 - Wikipedia

 

なんでこんな枠が少ないかっていうと、

単純にアジアは弱いからですね。

当時最強の中国がロンドン本戦では5戦全敗でしたから。

地域格差はサッカーの比じゃない。

 

今回のアジア大会、日本女子は優勝してくれると信じています。

3割くらい。

しかし男子は限りなく難しい戦いとなるでしょう。

サッカーで言えば南米予選に日本が突っ込んでいくくらいの感覚、

よりヤバい。

しかし無理じゃない。

 

元来、競技人口の多い日本バスケ。

そのレベルや人気を上げるためには、特定の人の「やるスポ」から不特定多数の「観るスポ」に変えなきゃいかん。

そんためには東京五輪で激烈な感動を日本中に届けんといかん。

そんためにはまだ全然チカラが足らんけん、こっから「俺たちのバスケ」を確立して闘える集団にならんといかん。

逆算していくと、日本の男子バスケは”いつやるの?今でしょ!”状態だと本当に思ってます。

協会も生まれ変わった、プロ組織も統一された、5年後に東京五輪が行われる、2人目のNBA候補が現れ始めた、今しかない。

東京五輪開催国枠があることが前提ですけどね(他力)

 

 というわけで、いかにしてこのアジア大会を戦うか考えてみましょう。

まずこの大会のレギュレーション分かりづらい。

そこで前回の予選の情報です。

第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選|財団法人日本バスケットボール協会

簡単に説明すると、

①各グループ総当たりで上位3チームが2次ラウンドへ

②隣のグループの上位3チームと対戦して①の結果と合わせ上位4チームがファイナルラウンドへ

③トーナメントで順位決め

です。

 

じゃあ今回、順当に行けばどうなるか。

グループAはイラン、日本、マレーシアの順で突破でしょう。

南アジアの枠決まってないし。

グループBはフィリピン、クウェート、パレスチナ

グループCは中国、韓国、ヨルダン

シンガポール可哀そう。

グループDはレバノン、台湾、カタール

みたいな順だと思います。

 

次に2次ラウンドですが、

AとBの上位3チームずつ、計6チームでグループEを形成します。

イラン、日本、マレーシア、フィリピン、クウェート、パレスチナ

ですね。

ここで日本はフィリピン、クウェート、パレスチナと対戦します。

順当に行けば、

イラン、フィリピン、日本、クウェートの順で突破ですね。

 

同様にグループFは、

中国、韓国、ヨルダン、レバノンが突破するとします。

 

んでファイナルラウンドの組み合わせはというと

韓国vs日本

レバノンvsイラン

フィリピンvsヨルダン

クウェートvs中国

となります。

 

4年前同様、準々決勝で韓国戦です。

そして前回はそこで望みを絶たれました。

韓国、イラン、中国を撃破すると、リオデジャネイロでレブロンにボコボコにされる権利を半ば手中に収めるわけですね。

先は長いぜ。

 

ちなみにここまでは14年ワールドカップ後の世界ランク基準で話を進めているので、実際の今の実力は勘案に入れておりません。

14年ワールドカップ予選はイラン、フィリピン、韓国、台湾の順位で、次に中国でしたし。

 

まぁ

①ファイナルラウンドに進出する可能性は8位の割に高い

②ファイナルラウンドは中国、韓国、あるいは台湾など東アジア勢との戦いになる可能性が高い

ということは言えるでしょう。

 

というわけで結論としては、日本スポーツ恒例のヤツになるわけですな。

韓国に勝つんだ!

 

てか、こっからずっと合宿してるんですね代表。

平成27年度日本代表 男子日本代表 スケジュール | 公益財団法人日本バスケットボール協会

すごいな。

がんばりすぎ。

がんばれ。

心から応援します。

 

バンド名が思い出せない

なんか聴いたことあるんだよなぁ、この音。

いい感じな気がするんだけど、なんだっけ。

バンド名が思い出せない。

 

いや、ロックは進化しましたよね。

10年代のロックはバランスというか完成度というか、

とにかく素晴らしいですよね。

 

絶妙にへヴィなんですよ。

90年代後半みたいに塊みたいなへヴィ―な音じゃないぜ。

あんなギターが何音下げだ、何回音を重ねたみたいなへヴィネスなんか犬も食わねぇ。

 

絶妙なギターの鳴りがするんですよ。

馬鹿の一つ覚えみたいな平板な音じゃないぜ。

スリントが、ソニックユースが、教えてくれた弦一本一本の響き。

”へヴィなリフ”と”繊細な鳴り”が曲の中で共存するんだよ。

 

リズムも絶妙なんですよ。

切って貼っての昔のストロークスはオーバープロデュースだぜ。

Toolはやりすぎだけど、リズムパターンにも創造性が必要だぜ。

ときにミニマムに、ときにトライバルに、ときに疾走感を持って、

リズムを使い分けるんだ。

 

ベースも絶妙なんですよ。

重要なのは音のバランスさ。

他の音と区別をしっかり、はっきりと聞こえること!

創造性のあるライン、アンサンブルできめるラインを峻別すること!

プライマスみたいなことはしないぜ!

 

歌も絶妙。

音程はキチンと。声量もキチンと。

シャウト成分もバランスよく分配!

そしてほんのりと個性だ!

 

そして絶妙に”シンプル”なのがロックなんだぜ!

 

出来た!これがロックだ


Arctic Monkeys - Do I Wanna Know? (Official Video ...

もいっちょ!これがロックだ


Queens of the Stone Age - My God Is The Sun ...

どや!これもロックだ


The Strokes - All The Time - YouTube

 

 

う~ん。

絶妙だわ。

・・・。

なーんか似てるんだよなー。

 

昔はみんなが「これいけるやん」って形式でやりたいことやってた。

取りあえず同じパッケージに組み込まれたりね。

グランジなんか最たるもんで。

グランジバンドって、”ボーカル素敵☆”以外に共通点ないよね。

 

パールジャムは暗いエアロスミスだし、

サウンドガーデンは声高いメタリカだし、

アリスインチェインズは才能のあるモトリークルーなんですよ。

括りは一緒でも、元も先も全然違った。

 

でも今はなんだか、

違うフォーマットから同じもの目指してる感じ。

スタートは違っても、最終地点は同じもの見てる気が。

うーん。

煮詰まったか。

 

どうしたん、Wilcoになりたいん?

Radioheadになりたかったんじゃないん?

 

ギターの鳴りを追及するポストロック全盛時代、

ソニックユースがアルバム出して、

「あ、BadMoonRisingでもうやってたんだ・・・」

ってみんなが思ったように、

誰か大御所がやってくれりゃいいんだよね。

 

なんかそんな奴ら、いた気がするんだよなぁ。

絶妙な、こんな音。

誰だっけ。

バンド名が思い出せない。

たぶん、そんなのいないんだろうな。

いないんなら、もっとビビッドに響くはずなのに。

 

最近の若者は真面目で成熟しすぎてる。

”大人”になるのが速すぎる。

情報化社会ってやつか。

BonJoviを見習えよ。

 

俺たちの音楽はダサいけど、これからロック聴こうってキッズのために、俺たちみたいなのが必要なんだ。あとから「昔、ボンジョビなんか聴いてたんだぜ。ダセェよな」って言われることを誇りに思うよ。

 

みたいなことを言ってた気がするぜ。

言ってなかったかもしれないけど。

 

今はどうなってるんだろう。

 

おい、そこのガキんちょ。

お前、今、どんなロック聴いてる?

 

 

村井慎二を忘れない

もし、歴代日本代表で最もフェイバリットなイレブンは?と問われたら、多くの人がこう答えるでしょう。

 

川口能活

坪井慶介

井原正巳

長友佑都

内田篤人

阿部勇樹

小野伸二

礒貝洋光

山瀬功治

三浦知良

久保竜彦

だねっ

て。

 

私も、基本的には異論ございません。

しかし、一人だけどうしても入れたい選手がいます。

マイフェイバリット左SB、村井慎二。

 

本日、村井慎二選手が現役引退を発表しました。

 

初めて村井選手を見たのはジェフ市原時代、夜のスポーツニュースだったと思います。

その日の試合のハイライト、村井慎二の左足から放たれた矢のようなピンポイントクロスに、僕の目は釘付けになりました。

それまで、日本人のクロスと言えば、ぷわわ~んって感じで、なんかみんな競って、こぼれて、ゴンが蹴りこむ、ってイメージでした。

てか”センタリング”って呼んでました。

しかし村井慎二のクロスは、・・クソッ!”クロス”が何回やっても”聖衣”って変換される・・・、村井慎二のクロスは、そのスピード、低い軌道、シャープな曲がり方、精度、そしてどう考えてもそこに飛んでいく気のしない蹴り方、何もかもが”センタリング”と違っていました。

これが、”クロス”か・・・

もうベッカムベッカム、まじベッカム。

その瞬間から僕は村井慎二のファンになりました。

あと、それを恐れることなく突っ込んでくるチェヨンスの根性と首筋が凄ぇなと。

 

次第に日本代表候補として名前が上がるようなり、「もうアレックス外して、村井から久保に蹴りこみまくればワールドカップでも勝てんじゃねモケケケケ」と、ひとり興奮しておりました。

「2006年6月、世界は村井を知る(キリッ」とか言ってました。

あの5月、キリンカップ ブルガリア戦までは。

 

その試合、先発出場した村井は、ジャンプトラップから着地したときに左膝前十字靭帯を断裂し、同時にワールドカップの夢を断たれました。

 

2007年に磐田に復帰したのですが、リアルファンの皆様の見識は存じませんが、私としては以前のキレ、ドリブルの推進力やクロスの質を含めてですが、往時のキレを完全に取り戻すことはかなわなかったと思っています。

 

その後は千葉に戻ったり大分に行ったり社会人リーグ行ったりして、本日現役”完全”引退の発表とのことでした。

 

日本代表キャップがあって本当に良かった。

ニュースになるから。

いつの間にか引退してたら、ほら僕、悲しいですものね。

 

多くの人が、礒貝に、小倉に、小野に見た”たられば”の夢を、僕もまた村井慎二に見ていたんです。

今、村井のクロスが見たくてYouTubeを検索しても、あまり出てきません。

これを期に、リアルファンどなたかがまとめていただけるとありがたいのですが。

しかしそうでなくとも、僕は村井慎二を忘れないィ!

リフティングでも股抜きでもオーバーヘッドシュートでもない、”ちょっと違う”フットボールの素敵を教えてくれた、あのクロスを忘れないィ!

 

今後は大学で指導をされるとのことで。

変態クロサーの育成を何卒お願いしゃす。

 

ちなみに世界歴代フェイバリットイレブンなら、

左サイドバックにグロッソいれます。

あのヌルヌルしたドリブルがたまらなく好き。

あんな感じの気持ち悪いドリブルから村井ばりのシャープなアーリークロス蹴れる選手に出てきてほしい。

山中亮輔選手なんかはとても良い選手なのですが、どうも”アスリートたれ!”みたいな感じがして、そんなんじゃ世界で通用しても僕のお眼鏡にかないませんよ!

左サイドってのは戦場ではありません、アトリエなんです。

by村井慎二

 

ごめんうそ、そんなん言ってない。

 

また、同日に柴原誠も引退を発表しました。

清水ジュニアユースの天才少年

西の宇佐美 東の柴原

子どもの頃からその才能を賞賛され続けた、まだ22歳の選手の引退。

プロの世界の厳しさを痛感しますね。