Vietnamびじねすりぽーと

ベトナムで生活する若者が綴る、安定的に肉を手に入れるまで。

頭の体操

解いてて面白い問題があったのでご紹介。

 

次の暗号を用いた等式を解け。

MとEに該当する値は交換可能である。

数字の先頭に0は入らない。

 

WWWDOT - GOOGLE = DOTCOM

 

見ての通り、グーグルの入社試験の問題だそうです。

 

みなさん解けますでしょうか。

今日のテーマは解けるとか解けないとかではなくて、

自分がこれを如何に上手に解説できるか、

というところです。

 

ですので以下解説。

 

超分かり易い解説 

 

まずパッと思うのは、Oってゼロっぽいからゼロじゃね?ってこと。

勘違いしやすいから書き換えた方がいいよね。

ということで全部の文字を変換。

 

 WWWDOT - GOOGLE = DOTCOM

⇒AAABCD  -   ECCEFy = BCDGCx

 

MとEは交換可能とのことで、

どうせ最後まで決まらんので小文字で差別化。

 

同一の文字数を確認すると、

A=3

B=2

C=4

D=2

E=2

F,G=1

ですね。

 

AとC確定したらほぼ終わりですかね。

 

このまま式を見ててもわかりにくいし

そもそも引き算は難しいので、

移項して足し算の筆算にしよう。

 

  B C D G C x
E C C E F y
  A A A B C D

 

これで分かりやすくなりました。

 

次に、どこから解くかですが、

まず気になるのは10の位。

C+F=C

となっております。

 

これは2パターン可能性があり、

一つは F=0

もう一つは1の位が繰り上がって、

C+F+1=1C(=10+C)

となるパターンです。

 

後者だとしたら、

F+1=10

なので

F=9

C=1

ですね。

 

この段階では両方可能性がありそうですので、

他の場所を見てみましょう。

 

やはり気になるのは万と千の位

CC+CD=AAの部分ですね。

ここだけ切り取るとあり得ない式ですので、

隣の桁で繰り上がりがあるのでしょうきっと。

 

ここに先ほどのC=1を代入してみます。

11+1D=AA

 

10の位を見ると、

A=2か3になるんですが、

1の位を見ると

A=0か1にしかなりそうにありません。

 

よって

F=9

C=1

ではなく、

F=0となります。

 

  B C D G C x
E C C E 0 y
  A A A B C D

 

ほら、文字を替えといてよかったでしょ。

Oと0が入り混じるとワケわかりませんからね。

 

またCC+CD=AAの部分に話を戻しましょう。

この式が成立するためには

①その一つ下のG+E=Bが繰り上がり

 C+C=C+D+1

 C=D+1

 になるパターンと、

②G+E=Bは繰り上がらず、

 C+CもC+Dも繰り上がり、

 CC+CD=1AA

 となるパターンが考えられます。

 

前者だと単純に

A=C+Cなので

Cは足して10超えない、且つDより1大きい数=2,3,4

のどれか。

 

次に注目するのは一番上の位、

B+E=Aですね。

ここを含めて検算してみましょう。

C=2の時(C=2,D=1,A=4)

B+E=4なので

B,E=1,3 or 2,2になりますが、

どちらも被るのであり得ません。

 

同様に

C=3の時(C=3,D=2,A=6)

B+E=6なので

B,E=3,3 or 2,4 or 1,5になります。

1,5はありえますね。

 

C=4の時(C=4,D=3,A=8)

B+E=8なので

B,E=4,4 or 5,3 or 6,2 or 7,1になります。

6,2 7,1はありえます。

 

しかし、ここで一桁目に注目すると、

x+y=D

となっております。

先に説明した通り、

この式は繰り上がらない=10以下です。

よってD=2の場合は

xy共に1、もしくは0と2となるので、被る為ありえません。

 

また

 (C=4,D=3,A=8,B=2,E=6)

 (C=4,D=3,A=8,B=1,E=7)

の場合もxyが1と2になる、もしく0と3となり、

いずれにせよどっかで被るのでありえません。

 

よってCC+CD=AAに関しては、

①その一つ下のG+E=Bが繰り上がり

 C+C=C+D+1

 C=D+1

 になるパターン

ではなく、

②G+E=Bは繰り上がらず、

 C+CもC+Dも繰り上がり、

 CC+CD=1AA

 となるパターン

となります。

 

この場合

C+D=1A

C+C+1=1A

となる為、

C+1=D

となります。

 

さらにAは

・先頭の文字である為0ではない

・C+C+1=1Aにより、奇数

・B+E+1=Aの為、4以上

となります。

よってC+D≧15となる必要があります。

この条件を満たす組み合わせは

(C,D= 7,8 or 8,9)

の2つです。

 

これを式に代入してみましょう。

(C,D=7,8)のとき

  B 7 8 G 7 x
E 7 7 E 0 y
  5 5 5 B C 8

となります。

この時のBとEを考えたいのですが、

G+E=B(繰り上がりなし)

という条件から、

B>Eです。

 

よって考えられる組み合わせは

(B,E)=(3,1)のみ。

これを更に代入すると

  3 7 8 G 7 x
1 7 7 1 0 y
  5 5 5 3 7 8

となります。

G=2となり、

あとは(x、y)を満たす組み合わせですが、

(1,7 or 2.6 or 3,5 or 4,4) 

全てがどこかと被ってしまいます。

 

よって(C,D)≠(7,8)となり

 (C,D)=(8,9)

 

これを代入すると

  B 8 9 G 8 x
E 8 8 E 0 y
  7 7 7 B 8 9

満たす(B,E)の組み合わせは

(5,1 or 4,2 )のいずれか。

 

これを代入すると

           
  5 8 9 G 8 x
1 8 8 1 0 y
  7 7 7 5 8 9
           
  4 8 9 G 8 x
2 8 8 2 0 y
  7 7 7 4 8 9

 

②の時G=2=Cとなり被るのでアウト。

 

①のときG=4となり

(x,y)=(1,8 2,7 3,6 4,5)

のうち

(x,y)=(3,6 )

が他と被らない為、これが正解です。

よっしゃ!!

 

答え

WWWDOT - GOOGLE = DOTCOM

 777589    -   188106   =   589483

※3と6は逆でもOK

 

となります。

 

場合分けばっかりでなんかやだ。

もっとスカッとする解き方ないかしら。