Vietnamびじねすりぽーと

ベトナムで生活する若者が綴る、安定的に肉を手に入れるまで。

東京五輪サッカー日本代表メンバー予想の答え合わせ

2016年8月末にこんな記事を書きました。

四年後に迫った東京五輪サッカー日本代表メンバー予想

 

tackeyamori.hatenablog.com

あれから五年の月日が流れました。

あの予想の結果はいかがだったのでしょうか、検証記事を書きたいと思います。

てかもうこんな時間に。オリンピック終わってまう。

 

最初に言い訳。

オーバーエイジなんかわかるわけない。

4年と5年じゃ条件が違う。特に大学組。1年Jでプレーできたことが大きい。

てか大学ーJのアーリーエントリー制度早く作ってほしい。

 

※選出ポジションは予想時のポジションに合わせています。

 

<GK>
お二人とも予想は外しました。
過去記事では「楢崎も川島も中村航輔もいないけど、西川レベルが大量にいる感じ」って書いてたけど、ここからパリ世代まで素晴らしいGKが目白押し。何が変わったんだろう。
正直、沖でも若原でも波多野でも阿部でも日本のゴールマウスを預けられますね。
ユースが圧倒的に強いポジションだから、指導法が確立したんやろなぁ。
 
【予想】
■ファンティーニ燦(福島ユナイテッドFC 1998/5/24)
一時期所属無しになって心配してましたが、今は福島ユナイテッドでプレー。
山本海人の牙城を崩すべく日々健闘中と思われます。
 
■志村滉※OA(キラヴァンツ北九州)
なんらかの原因でジュビロ若手勢の成長が阻害され続ける中、ポジションを獲得できず北九州へ完全移籍。
正直、昔感じたステップの細かさ、タイミング、野性的なセービングが鳴りを潜めてしまい、ボールが来るのを待っちゃって動けていない感じがする。
ここで終わる才能ではないので、まだまだ期待しています。
 
【選出】 
★大迫敬介(サンフレッチェ広島 1999/7/28)
2016年当時はサンフレッチェ広島Y、第二黄金期みたいなガン攻めチームを後方でまとめていました。
やはりあの時のメンバーはほぼほぼプロになりましたね。
今はトップチームのバリバリのレギュラー。理想的キャリア。
 
★谷晃生(湘南ベルマーレ 2000/11/22)
2016年当時はガンバ大阪ジュニアユースで年代別代表。
さすがに日本代表東口(なぜかまだ成長している)からレギュラーを奪うのは難しく、湘南へ期限付き移籍中ですが、まぁガンバ正GK着任は時間の問題か。
シュートを止める、ハイボールを処理する、というGK基本性能が高い。
 
★鈴木彩艶(浦和レッズ 2002/8/21)
2016年当時は浦和レッズジュニアユースで飛び級年代別代表。
今回の五輪も 4学年+1学年という過去にないであろう飛び級選出。
まぁ、素質がヤバイ。サッカーをしてくれてありがとう。もうちょっとJにいてくれると嬉しい。
 
<DF>
富安だけ正解。
 
 【予想】
■野田裕喜(モンテディオ山形 1997/7/27)
ガンバ大阪でレギュラー奪取はならず、山形へ完全移籍となりましたが、彼の地で快進撃を支えております。
 
★富安健洋(ボローニャ/イタリア 1998/11/5)
順当な予想で順当な選出なんですが、いつの間にか日本史上最強DFになってました。
もうなんか怖いです。向こう10年、日本の最終ラインをよろしくお願いいたします。
 
■植田直通※OA(ニーム/フランス)
順当に成長し日本代表に定着していますが、いかんせんレギュラー二人が凄すぎる。
相変わらずポジショニングはおやっと思うシーンがありますが、タイマンは強い。
これからも日本代表として他の二人と鎬を削ってほしいです。
 
 【選出】
★吉田麻也(サンプドリア/イタリア)※オーバーエイジ
年齢的にきついかと思って予想から外していましたが、相変わらず日本代表レギュラー。
一回りほども離れた後輩とスムーズに馴染むキャラクターも含めて、人々から尊敬されるべき、偉大な、日本を代表するアスリートだと思います。
 
★酒井宏樹(浦和レッズ)※オーバーエイジ
サイドバックは穴だったので、誰か(岩崎あたり)がコンバートされてくるだろうと思ってましたが、旗手くらいでしたね。
このポジション、年々戦術的になって面白いのですが、やはり守れる、走れる、クロス蹴れる、の基本性能においてゴリに並ぶ者無しでした。
ゴリと高徳が年々インテリジェンスを増す中、依然としてサッカー小僧の長友が素敵。
 
★板倉滉(フローニンゲン/オランダ 1997/1/27)
2016年当時は川崎フロンターレで、三好の同期ってイメージ。
Jでの実績ほぼなしで海外移籍したときはどうかと思いましたが、そこから成長し日本を代表する守備の専門家に。
なんか全体的に個性がなかったから予想から外した記憶がありますが、全体的に凄い選手になっちゃった。
ザイオンとは6学年差。面白いチームだ。
 
★橋岡大樹(シント=トロイデンVV/ベルギー 1999/5/17)
2016年当時は浦和ユースのセンターバックで年代別代表常連。
高1の段階で身長の伸びが止まっていたこと、最高スピードはあるがアジリティの高い相手に苦戦しがちだったことで予想から外していました。
WBか、、その手があったな。てか運動能力こんな高いんだな。
 
★町田浩樹( 鹿島アントラーズ 1997/8/25)
当時は鹿島ユースからトップへ内定済み、年代別代表常連。
190㎝弱で左利きのセンターバックという才能の塊でしたが、ユースっぽい顔で戦えない感と、別にヘディング強くなかったことと、足長すぎて小回り効かなかったこと、その計り知れないポテンシャルと造形が非常に妬ましかったことで外してました。
去年くらいから面構えが良くなり、魂のエアバトルでファンの心を掴める選手になったと思います。
妬ましい。声とかめっちゃ高かったらいいのに。
 
★瀬古歩夢(セレッソ大阪 2000/6/7)
当時はC大阪ユースで年代別代表常連。J3出てたかも。
デカいDFということで先輩の庄司的なのを予想していたら、やたらうまくて驚いた記憶があります。
2000年生まれという最低学年なことと、C大阪同期に鈴木冬一、喜田陽というスター選手がいたので、まぁ予想から外したというだけで、今も昔もきっとこれからも良い選手だと思ってます。
 
<MF>
登録ポジションは違うけど、4人正解。
 【予想】
■伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ 1999/5/12)
なんらかの原因でジュビロ若手勢の成長が阻害され続ける中、なんとかレギュラーを奪取し、その活躍が認められこの夏からブンデスリーガが移籍することとなりました。
色々ヨーロッパの選手っぽいんで期待大。
 
■藤川虎太郎(ジュビロ磐田 1998/7/24) 
なんらかの原因でジュビロ若手勢の成長が阻害され続ける中、またちょくちょく試合に出れるようになりました。
もっと昔みたいに思いつきで変なところに走りこんでほしい。ヤットから中村健人より遥かにええパスくると信じよう。
 
★中山雄太(ズヴォレ/オランダ 1997/2/16) 
順当すぎて、何も。当時と今とチームでの立ち位置が全く変わっておらず、チーム同様ただただ全てにおいてレベルアップしたイメージです。
旗手との強み・タスクの違いが、このチームの魅力の一つ。
 
■岩崎悠人(ジェフ千葉 1998/6/11)
正直、この選手は確定だと思っていました。チーム運がなかったのか。
京都橘の最大の問題は、サンガに行く空気があることですよね。今はチョウさんいるからいいけど、当時はユース組すらガンガン抜けてたから。
確実に逸材ですし、ここから日本代表を目指せる選手だと信じてます。
こんなゴムマリみたいな筋肉を持っている選手は、そうはいない。
 
■西本卓申(MIOびわこ滋賀 1998/6/12) 
国士舘大学からJFLのMIOびわこ滋賀に入団。
サイドバックとは思えない技術の持ち主なので、そのナウさでJに昇格してほしいです。
 
■喜田陽(セレッソ大阪 2000/7/4) 
ようやくセレッソで出場機会を得るようになってきた感じ。
ケガに気を付けつつJ1でそのサッカーセンスを見せてほしいです。
 
★堂安律(PSVアイントホーフェン/オランダ 1998/6/16) 
順当も順当、全員が予想していた通りの選出。
ずっとこのチームの顔で、普通にプレーしてるんだけど、プレッシャーとか感じないタイプなんだろうか。
ガンバ勢は内弁慶だから大阪から出るとダメになるイメージだけど、性格か。
 
■満田誠(サンフレッチェ広島内定 1999/7/20)
個人的には大学に行ったのが衝撃だったんですが、1年次からレギュラーで来年のサンフレッチェ広島内定です。
エースとして関東二部落ち、一部復帰を経験したことで、きっと一回り大きくなっていると思います。
大迫、東、仙波、満田の久々の競演めっちゃ楽しみ。
 
★旗手怜央(川崎フロンターレ  1997/11/21)
彼を予想していたのはご家族ご学友以外ではほとんどいないのではないでしょうか。もっと褒めてほしいフルフル。
旗手の出てる試合って面白いんですよね、なぜかわかんないけど。選手権の東福岡戦、プレミア入れ替え戦の大津戦の輝きを信じていました。
しかしここまでのレベルになるとは全く考えておらず、もっとアホなゴリラタイプだと見ていたので、川崎入るって聞いたとき「あんな知的なサッカーはできそうだから終わったな、向島さんの目も曇ったな」と思ってました。本当に申し訳ない。
 
★久保健英(レアルマドリード? 2001/6/4)
みんなに期待されて、期待を越えて、期待度が上がって、期待を越えたり越えなかったりして、気が付けば日本史上最強選手の頂が視界に入っている、そんな感じ。
尊敬する。全選手を尊敬するけど、特に。
 
【選出】 
■遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)※オーバーエイジ
最近ちょっとやばいレベルになってて衝撃を受けました。浦和に来た時に「あ、そういうキャリアね」と思ったのに、なにがなにやら。中体連出身のくせに。
デュエルに打ち勝ち、ボールを奪い、奪い返しに来た相手をダブルタッチでかわして、縦パスをつける、という理想のボランチです。怖いです。
 
★相馬勇紀(名古屋グランパス 1997/2/25)
相馬は5年前は早稲田大学。その前は三菱養和。全く知りませんでした。。
顔とプレーが合ってないので、初見で止めるのは難しいと思います。
縦に行くんや、なんやそのスピード。
 
★三好康児(アントワープ/ベルギー 1997/3/26)
5年前はすでにプロ。川崎が生んだ天才ドリブラー扱いで完全に候補だったけどあえて予想から外したパターンです。
理由は堂安や久保とキャラが被るから。3人とも選ぶんかい!
 
★三笘薫(川崎フロンターレ 1997/5/20)
三笘は当時筑波大学のスーパールーキー。川崎フロンターレユースのエースからトップ内定蹴り進学組。プリンスだったから見たことないけど、まぁ名前はよく聞きましたね。
もうデビューイヤーを見て大ファンになりました。
1年目に「日本から出ていけ」と言われるレベルの選手は、そうはいない。
 
★田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ 1998/9/10)
当時川崎フロンターレユースのエースだったはずだけど、知りませんでした。
てかプロ入りしてからも特に意識して見ていなくて、去年、初めてその凄まじいサッカー脳と万能性知りました。
この実力でドイツ2部に行くメリットが分かりにくいですが、1~2年で絶対的心臓になってどんどん上のクラスに行ってほしいです。
     
<FW>
全部外れ。
【予想】
■小川航基(ジュビロ磐田 1997/8/8) 
確定だと思っていたんですが、ひざのケガがね、やっぱり影響大きいかなと。
ダイナミックな踏み込みが出来なくなって苦悩してたように思えます。
だいぶ力強さは増してきたような気がしているので、あとは結果。結果が全て。
 
■一美和成(ガンバ大阪  1997/11/10)  
U23-京都-横浜FC-ガンバに呼び戻されてベンチ入り。
一歩一歩着実に道を歩んでおります。走り方からして良くなった気がする。
次の5年で大迫や興梠並みのポストワークを手に入れ、日本代表のターゲットマンとなるべく一技二万回を積み重ねてください。
私はこれからも応援し続けます。
落選は妥当です。
 
■北川航也※OA(ラピド・ウィーン/オーストリア)
海外移籍し、徐々に存在感を増していると伺っております。
ニュースが少ない。
 
【選出】
★前田大然(横浜F・マリノス 1997/10/20)
当時は松本のルーキー。全く気にも留めてなかったというか、山梨学院の後輩の加藤拓己のことばかり気にしていました。足が速いって素晴らしい。
 
★上田綺世(鹿島アントラーズ 1998/8/28)
大学関東一部の結果を見て初めて名前を意識したくらい。なんてよむんやこいつって。
呉屋みたいなゴールマシーンかなと思っていたが、開けてビックリ、身体能力がめっちゃ高い。ゴムみたいだなと思う系統のプレイヤー。
 
★林大地(サガン鳥栖 1997/5/23)
今回最大のサプライズ。当時は全然知らない。あのガンバジュニアユース黄金期、3冠のメンバーとのこと。市丸や高木、初瀬、岩本、1学年下の堂安らと3冠を成し遂げた際に、しれっといたらしい。田中駿太もいたらしい。
市丸や高木ほどの才能のある選手がプロで苦戦するなか、五輪代表に。
このエピソードだけで感動する。努力って素晴らしい。
ガンバジュニア入れただけで超エリートだけどな!鎌田も本田も!
 
 
というわけで、富安、中山、旗手、堂安、久保の5名が正解でした!Enough!
全体的に、予想した選手が伸びなかったってケースは少なく、むしろ一美なんかこんな良い選手になって。。と感動するんですが、それ以上に選出された選手の伸びがすごかったという印象です。正直期待しちゃう。
富安とか、ここまでを予想してた人はいないんじゃないでしょうか。
6年くらい選手の動向を追ってみると面白かったです。
 
 
今回の特徴として、
・大学生多い。上田、相馬、三笘、旗手、林の5名。
・下の世代多い一方、最高学年早生まれ(96の世代)多い。中山、板倉、三好、相馬の4名。井手口と相馬が同い年ってなんか不思議。
・人数比1997年9人、98年4人、99年2人、00年2人、01年1人、02年1人
・ユース多い。高体連は旗手、前田、上田、林のみ。(相馬は街クラブ)
 守備はユース、FWは高体連って感じ。
みたいな感じなので、次のパリ五輪の予想に活かします。
 
 
 

日米苗字ランキングと代表者

2017年も終わりますが、今年はあまりにもブログを書いてなかったので最後に何か書きたいなと。

人にお役立ちできる情報などは全く思いつかないので、日米の苗字ランキングの98位~108位と、僕が思いつくその苗字の人を発表するというクソどうでもいいことをして今年を終えます。良い年でした。

 

日本

98 松尾

松尾伴内かなぁ。出張鑑定団でしか見ないですが。ちなみに松尾伴内→はっぴぃえんどの多羅尾伴内(大瀧詠一)→本物の多羅尾伴内の順で知りました。

99 菊地

カープのセカンドかと思ったけど、彼は菊”池”ですね。じゃあ菊地成孔。ジャズマンとしてより映画評論家としてのほうが有名になってきましたね。ラ・ラ・ランド評はステキでした。

100 杉本

やべぇ杉本彩と杉本健勇が最初に浮かんだわ。肉欲に満ちた苗字ですね。

101 市川

染五郎かな。いつか見に行きたいです歌舞伎。市川大祐選手も引退ということで、日本屈指の面白キャリアに終止符が打たれます。お疲れ様でした。

102 古川

・・・?知り合いに結構いるけど、まじで有名人思いつかん。まじで。

103 大西

ジミーちゃん一択。もうすぐ始まる笑ってはいけないにも期待。Documentalでは使えない。

104 島田

屈指の漫才師ネーム、というか紳助と洋七が強すぎる。手相芸人になってる秀平もか。号泣の向いてないけどおもしろいし好感持てる感じがすごく好きだった。絶対裏方のほうが向いてるけど。

105 水野

みき、まき、池田高校水野雄仁、映画評論家水野晴郎、サッカー選手の・・などなど、古川ってほんと102位なのか疑わしい。

106 桜井

ミスチル桜井和寿ですよね。こうやって見るとホントめでたい名前だな。

107 渡部

ぱっと篤郎なんですが、アンジャッシュ渡部も戦場カメラマン渡部もいますね。そう考えると古川って。

108 高野

豆腐かな。あと綺麗な女性ボクサー。昨日、尚弥の試合見てたけど、2分経過した時点で相手を応援してたわ。外人を判官びいきしたくなるレベルで彼はイカれて強い。

 

アメリカ

98 Butler

ギーザ・バトラー。ブラックサバスのベーシスト。バンド名も名前もクソかっこいいから印象的。プレーはかなり空気読むほう。

99 Burnes

やばいさっそく思いつかない。ハースストーンのレジェンドカードくらい。バランスブレイカーかと思ったら面白デッキ作成要員だったからとても良いカードだと思います。

100 Fisher

NBA選手のデレク・フィッシャー。そのキャリアとプレースタイルから監督としても期待されてたけどあのザマ。。。

101 Henderson

あー、えっとねぇ、いるんだけどねぇ、ここまで出てる(みぞおちを押さえながら)

102 Coleman

ジャズ奏者のオーネット・コールマン。体調や気分によってどうとでも聴こえるのは凄い。ただ、いつ聴いてもうるさい。

103 Simmons

アメリカンレベルミュージックの女帝ニーナ・シモンズ。その魂はケンドリック・ラマーに受け継がれているような気がしています。

104 Patterson

なぜかNBAのルーベン・パターソン。顔もプレーも覚えてないけど語感が好き。

105 Jordan

70億人のCommonsenseでマイケル。それ以外は冗談としか思えない。

106 Reynolds

雨に唄えばのキュートな女優デビー・レイノルズですね。時計仕掛けのオレンジを先に見たので、あの歌怖いです。あと雨降りすぎだと思います。

107 Hamilton

時計ブランドが最初に思いついた。あとレーサーかな。

108 Graham

スラップベースの祖ラリー・グラハムです。今見てもその丁寧且つ効果的なプレーは手本となりますね。

 

クソ記事だし、スポーツ選手とポップアーティストしかいないし、クソ記事だけど、今年もお疲れ様でした。

良いお年を。

コナン名探偵図鑑に未掲載の探偵

名探偵コナンの裏表紙?っていうのかあそこ?後ろの返しみたいなとこ、そこに「名探偵図鑑」ってあるじゃないですか。

一巻に一人ずつ名探偵紹介してるやつ。

あれ、楽しい。

すごく好き。

初めてコナン見た当時は小学校低学年だったので、まだまだ推理小説なんて読めなかったんですけど、あれをみてから名探偵というものに憧れはじめました。どっちかっていうと金田一少年ファンではありましたが。

10歳くらいからはホームズや金田一耕助を手始めに色々読みはじめましたが、ネットの普及してないあの時代、「名探偵図鑑」は貴重な情報源としてとても参考にしておりました。

さんきゅー青山剛昌。

 

しかしこの名探偵図鑑。

今見るとなんかすごく偏ってる気がするんですよね。

1巻からホームズ、明智小五郎、ポアロ~って流れは王道で良いとして、なぜか12巻でVIウォーショースキー。

出てくるの早くね?マイナーじゃね?

13巻でようやくブラウン神父だぞ。

まぁ、たまには女性を出したかったのかな、とも考えられますが、すかさず14巻にコーデリア・グレイ。

いや、もうちょっと待てよ。

ってかマープルおばちゃんが先でしょうが常識的に考えて!(20巻に出ます)

もちろん作者の趣味なんで突っ込むほうがナンセンスなんですけどね。

 

それから2017年6月現在で92巻が出てるんですけど、なぜか未だに掲載されてない超有名探偵もいるわけですよ。

なんで今回はこれまで未掲載の名探偵諸氏を、個人的マジかよ度の高い順に紹介します。

 

調べが甘すぎて実はもう載ってるとかだったらごめん。

 

第一位 モース警部

天才コリン・デクスターが生んだ名探偵。彼が掲載されていないのは本当にのっぴきならない理由があるとしか思えない、それほどの有名人です。イギリスではホームズか、モースか、ってぐらいらしい。

結論からもトリックからも逆走できない、どうやって考えてるのか理解不能なプロットを、あーでもないこーでもないとのたうち回りながら捜査を進めていきます。コリン・デクスターの頭の良さは異次元。

ハゲてたりヒスってたり部下からの信頼が厚かったり金たかったり女にモテたりすげぇ的外れなこと言い出したり、なんかどう評したらいいのか人間性が魅力。

未掲載の理由ですが、作者に親でも殺されたんでなければ、イギリスらしい深みを持ったキャラクターなので絵であらわせない説が濃厚。

 

 

第二位 ヘンリー・メルヴェール郷

ディスクンカー二大探偵の片割れ。もう一人のフェル博士は46巻に掲載。それも遅いよね。

かの有名な「火刑法廷」には二人とも出てこないのでご注意。

ハゲでデブで口が悪いが実は優しい人っていう、なんだかとっても漫画にしやすいキャラ。

オススメは「ユダの窓」、短編なら「妖魔の森の家」が有名。

未掲載なのはカーをパクりまくってるので、あんまり読んでほしくない説が濃厚。

 

第三位 犀川創平

森博嗣が生んだ日本屈指の知名度を誇る名探偵。N大学准教授で、教え子の西ノ園萌絵とともにS&Mシリーズで活躍。

冴えない男風の設定ながら、その知的で洗練された雰囲気はミステリ女子たちの心を掴んで離さない。S&Mシリーズは全部読んだけど他の推理小説読んだことないって女の子に2人も会ったことあるよわたし。

アニメ化したりドラマ化したりしてるけど、ロクな結果にはなっていない。ドラマとか、綾野剛が分身してるトコと真賀田研究所の入口でいい声出してたトコ以外記憶がない。

まずは「すべてがFになる」を。

未掲載の理由は、世に出たタイミングがほぼ一緒のため、なんかライバル視してる説が濃厚。

 

 

第四位 思考機械

本名はオーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授。魔古忌流煉破反衝壁みたいなもんか。

短編「十三独房の問題」でおなじみ。

ニックネームがかっこいいって理由だけで4位に選出しました。

名前も見た目も設定も凄く個性的だから描きやすそうなもんだけど、出演作品すくないし、古いし、別に好きじゃないっていう単純な理由だと思う。

 

第五位 亜 愛一郎

泡坂妻夫の亜シリーズに登場する名探偵。職業はカメラマン。

イケメン、不器用で鈍重、でも頭は恐ろしく鋭い。

突拍子もない論理に、なんの理由もなく亜が気づいて解決って流れが多く、正直読者は解きようがないものが多々。

未掲載の理由は青山が描くと怪盗キッドっぽくなっちゃうから説が濃厚。

 

第六位 シッド・ハレー

毎回、主人公が変わるディック・フランシスの「競馬シリーズ」ですが、その中で4作に登場した探偵(元騎手)。

まぁ名前と立場が違うだけで全作同じ人間だけどな!

「大穴」→「利腕」の順番で読めばよいとおもう。

競馬に興味ないから食わず嫌いしてる説が濃厚。小五郎がダメな大人であることの象徴として競馬をあげているくらいだから、たぶん父親が競馬好きで、漫画少年だった幼い剛昌はそんな父とうまく行ってなかったと妄想している。

 

第七位 メルカトル鮎

嫌いな人は大嫌い、でもみんな大好き麻耶雄嵩が生んだ”銘”探偵。

天才型名探偵を構成する要素を全て満ブリにしたステレオタイプ過剰キャラ。

作者に浮かんだアイデアの中で、度を越えた奇想を「メルカトル」シリーズが担当している印象。は?とか思っても、、まぁメルカトル鮎がそう言うんだからね、しょうがないね。

オススメは「メルカトルかく語りき」収録の「収束」

未掲載なのは、青山が描くとまじで怪盗キッドになっちゃうから説が濃厚。

 

第八位 星影龍三

鮎川哲也が生んだ天才型名探偵。

未掲載の理由は、単にキャラクターとして魅力がないからなのは間違いない。

「りら荘殺人事件」って”本格推理小説とは何か”という問いに対する、ほぼ完全な回答だと思うんですけど、ぶっちゃけ小説として面白くないのは、この名探偵のとってつけたようなキャラクターのせいだと思います。鮎川哲也は文章うまいんだぞ!人が描けないだけだ!そこが新本格初期との違いだ一緒にすんな!

同じく鮎川の代表的キャラである鬼貫警部ですら74巻まで出てこないので、ほんとに興味ないんでしょうね。

オススメとか言われても彼の魅力を知ることは永遠に不可能なので、開き直って「赤い密室」。探偵が存在する必要性すら感じさせない傑作。

 

第九位 ニッキー・ウェルト

「9マイルは遠すぎる」に登場する安楽椅子スタイルの探偵。職業は大学教授。

名探偵にあるまじき、ものすごくちゃんとしている人。突飛な論理ゲームが収斂していく様はまさに圧巻。

未掲載理由は紹介文書きにくいから説が濃厚。どう紹介しても9マイルのあらすじになってしまいがち。

てかみんな9マイルを読もう。あの思いついたもん勝ちプロットすげーわ。

 

第十位 ジャック・バウアー

全世界的知名度ならもはやポアロより上だとおもう、24時間頑張るおっちゃん。

未掲載なのは青山先生が忙しすぎてドラマ見てない説が濃厚。

 

次点 

・矢吹駆

いちいちぶ厚いから読むヒマないのかもしれない。

 ・ピカソ君

プロット被りまくってるからアウト。

 

 他にもキッドピストルズやらカッレ君やらマスターキートンやらキャッスル&ベケットやらいっぱいいますんで、まだまだ名探偵図鑑は続けられそうです。

 

今後の予想としては

最終巻の一個前が金田一少年、

最終巻が工藤新一、

だと思ってます。

 

あと青山先生はすごく絵がうまいと思います。