2018年ロシアワールドカップ日本代表メンバー予想~その1~
なんか昨日からアクセス数が急に増えてる。
どうも「四年前のサッカー日本代表」っていう検索語句で流れ着いていただいているようです。
みなさん何キッカケで何を調べようとしているのだろう?
2010のメンバー?だったらその検索語句おかしくね?
「2010 南アフリカ 日本代表」じゃね?
もしかしてあれか、俺にロシアW杯のメンバー予想しろってことか。
というわけで予想しましょう。
4年後に迫ったロシアW杯メンバーはこちらです!
GK:林!
CB:森重! 昌子! 藤本!
WB:米倉! 太田!
CH:本田! 青木!
FW:久保! 宮市! 指宿!
流行りの5バックを早速採用する俺ナウい。
まぁこんなのを思いつきでやっても面白くないので、もう少し理論的(?)に、過去の傾向などを勘案に入れつつ、2回に分けてロシアW杯日本代表メンバー選考予想をしてみたいと思います。
まず過去からのW杯戦士を貼っていきますねー。
名前の欄が黄色は前回大会出場者、オレンジは3大会連続、赤は化物です。
最後の欄は参加した五輪名です。カッコつきは選外だけど、バックアップとか予備登録のメンバー。
灰空欄は完全な五輪選外って意味です。濃い灰はそもそも権利がない組(年齢や国籍)です。
ちなみにバルセロナは予選負けしてるので参考程度に。
あと年齢はその年の12月31日時点に何歳かというFIFA基準値です。大会時の年齢ではありません。
まず、メンバー内前回大会出場者に関してですが、
日韓:8人 独:11人 南ア:8人 ブラ:9人
ですね。
独の11人はいわゆる黄金世代の選手たちで、そもそも日韓の時に若手が大量に選ばれた(日韓だけ極端に平均年齢が低い)ために可能だった数字です。
よってロシアに選ばれるブラジル戦士はそこまで多くないでしょう。
おそらく8~10人と予想できます。
今回のメンバーから13人以上入れ替わるってことですね。
寂しいかぎりです。
じゃあいったい、次回も出る8~10人は誰だ!?となりますね。
この第1回では、ロシアの地を踏むであろうブラジルW杯選出メンバー中8~10人を、
いやもう10人でいいやめんどくせぇ、
その10人を、私が導き出した「W杯日本代表メンバーの法則」を用いて予想しましょう。
法則1:35歳限界説
いきなり法則かどうか甚だ疑問ですが、人間には年齢の壁があります。
W杯に選出された最高年齢は02の中山と10の川口の35歳です。しかし実際は二人ともベテラン枠で参加しており、レギュラークラスでプレーしたのは、今回の遠藤の34歳が最高齢です。ヤットさん凄い。
ですのでロシアを36歳以上で迎える、遠藤、長谷部、大久保は残念ながら厳しいのではないでしょうか。
当たり前ですけどね。
大久保が36歳で相手追っかけまわして味方を鼓舞してたら、おいおい若手何やってんだ、日本大丈夫かって思うしね。
法則2:14年前五輪戦士枠1人
まず、今回、前回と「14年前の五輪メンバー(候補)」が1人います。
あ、この予想では「オリンピックメンバー」「五輪戦士」と言った場合、基本的に本大会メンバー18人だけではなく、予備登録の選手まで含めますのでお気を付けください。
その14年前五輪戦士ですが、前回南アでは川口、今回では遠藤ですね。ヤットさん凄いな。
その前はバルセロナ五輪予選落ちなので参考になりませんが、次回も14年前五輪=アテネ五輪メンバーが入るのではないでしょうか。
今回のアテネメンバーは川島(31)、今野(31)、大久保(32)の3名ですが、フィールドプレーヤーで30を越えて2大会連続で選出されたのは98-02のゴン中山と10-14の遠藤だけですので(ヤットさん凄いな)やはり35歳の今野はキツいのではないかと思います。
よって川島は次回も選出でしょう。
残念ながら今ちゃん、及び他のアテネ戦士は落選です。
「還ってきた天才」成岡翔さんもここまで!
法則3:10年前五輪=連続の法則
14年前五輪戦士がいるなら当然10年前五輪戦士もいます。今回でいうと上記アテネ組がそうですね。ロシアでは北京組が該当するわけです。
じゃあ次回、何人選ばれるかってことですが、今までの傾向を見てみると
ドイツ:アトランタ戦士2人
南アフリカ:シドニー戦士4人
ブラジル:アテネ戦士3人
となっております。意外に少ない。
あの黄金世代ですら南アフリカに4人しか送り込めなかったことを考えると、やはり狭き門ということです。
今野も大久保も凄い。遠藤はヤバい。
おそらく次回も北京枠は3~4人となるでしょう。
で、ここで法則3なんですが、上記の10年前五輪戦士には共通点があって、フィールドプレーヤーはみんな2大会以上連続出場してるんですよ。
今回の川島、今野、大久保は南アでもいましたし、南アのシドニー戦士(中澤、中村、稲本、遠藤)もみんなドイツにいました。
ドイツの土肥だけ日韓いませんでしたけど、GKということで見逃してください。土肥は何も悪くありません。
まあとにかく、今回出てない北京組フィールドプレーヤーは次回も出れないってことです。
前俊を諦める、家長を諦めるってことですね。
同世代で憧れの選手達なので、凄く寂しい気持ちになりますが、それが年を取るということなのでしょう。
さて、今回の北京組ですが、
西川、森重、伊野波、吉田、長友、内田、青山、本田、岡崎
の9人です。
この中から次回も選ばれるのは3~4人です。
寂しいですが、予想していきましょう。
ここで凄い細かい法則ですが、
法則4:10年前五輪世代最上級学年は選ばれない
というものがあります。
例えばアテネの最上級学年は81年ですが、10年後の今回W杯は81年の松井も阿部もおらず、82年の大久保、83年の川島と今野が選ばれました。
前回南アW杯のシドニー組も77年組はおらず、78年(中澤、俊輔)79年(稲本)80年(遠藤)でした。
つまり次回は北京最上級学年=85年組は選ばれません。
これに該当するのは、伊野波、ただ一人!
意外ですね。他みんな86以下なんですね。
てか85年生まれでW杯のピッチに立ったことある日本人って実は一人もいないんですよ。平山やカレンや兵藤や北斗を擁しながら。
ちなみに全盛期にW杯出場できた72年組以降では85年組だけです、W杯でプレーしてないの。メンバー入りしたのも伊野波ただ一人です。
ちなみにフィールドプレーヤー初選出の最高年齢は南アの中村憲剛(30)なので、ロシアを33で迎える85組は、もう芽が無いかと・・・。
この話はまた次回。
さて、話を戻しまして北京組ですが、他には法則といえるようなものは見つけられないので、単純に経験が必要なGKやDF、あと年齢が若い人は選ばれやすいんじゃないかと思います。
というわけでGKの西川、CBの森重、88年組の吉田、内田が選ばれるのではないかと、そう思うわけです。根拠ないけど。
つまり、本田、岡崎、長友、青山という今回主力組は、落選です。
是非次回リベンジをしてほしかったですが、残念です。
法則5:6年前五輪戦士は増えるけど割と入れ替わる
次にW杯の主力となる6年前五輪戦士の話です。
最早、法則でもなんでもないですけど。
2年前五輪(今回ならロンドン)に候補入りしたメンバーが2年後のワールドカップに選出されると、まだ若いので次のW杯にも当然出そうな気がしますけど、案外そんなことありません。
今回ブラジルW杯の6年前五輪は北京ですけど、南アの時は5人選出されまして(長友、内田、本田、岡崎、森本)、4年後のブラジルでは森本が落選しました。代わりに(?)西川、森重、吉田、青山が増えました。
その一個前のアテネですと、ドイツのときは駒野と茂庭(緊急招集ですけど)の2人だったのが、南アでは茂庭が外れて川島、闘莉王、今野、松井、阿部、大久保が入りました。
もう一個前のシドニーですと、日韓で12人いたのがドイツでは11人(戸田、松田、明神、曽ヶ端、市川⇔中澤、中村、高原、遠藤)となっております。
要は、ちょっと抜けて、だいぶ加わるって感じ?
6年前五輪戦士は11人⇒7人⇒9人と推移してますので、ロシアにおけるロンドン組は8~9人ではないかと、そんでその中の5~6人がブラジル選出メンバーなのではないかと、そう思っているわけです。
残りの3~4人はロンドン組の今回不選出メンバーから選ばれるってことですね。
ちなみに今回のロンドン組は
清武、権田、山口、宏樹、斉藤、大迫、高徳
の7人です。
で、すごくややこしいというか複雑なのは、例外がいることです。
それは香川なんですけど、彼はこの世代ですが既に世界で活躍していたためロンドン五輪を断りました。出たければ出れたってわけです。
これは多分、日本史上初でしょう。
なんで実質8人いたんですよねロンドン組。
香川が出るって言えば、大津/斉藤/宇佐美の誰かがバックアップに回ったと思います。
まぁでもそこは一旦置いといて、7人で話進めます。
そこで新しい法則。
法則6:最年少は次回大会で落選する
意外や意外な法則です。
普通一番若いやつって才能にあふれてるから、次回も出るって思うじゃん?しかし日韓の市川(22)、ドイツの茂庭(25)、南アの森本(22)、全員が次の大会に出れませんでした。ちなみに茂庭が緊急招集されなければ駒野が南アに出れなかったでしょう。
フランスの小野?五輪出る前にW杯出た破格の天才だから無視。
とにかく今大会の最年少は残念ですが次回出れません。
誰かって言うと、酒井高徳!!
長友に続き高徳まで落選です!左サイドがぁ!
ここで次の法則です。
法則7:五輪無縁組に連続出場者が出る
毎大会、五輪候補にも入っていないけどW杯は連続選出されている選手ってのがいます。
今回ですと長谷部はアテネ予備登録もされてませんでしたが2大会連続出場でした。南アでは玉田がシドニーと無縁で2大会連続。ドイツでも福西がアトランタと無縁で2大会連続でした。
つまり今回、五輪と無縁で初選出された中で、次回も選出される選手がいるということです。
該当するのは香川と柿谷ですが、上にも書いたように香川は実質ロンドン組なので、ここは柿谷が選出されるといった方が妥当でしょう。
・・・ここで大きな問題が。
現段階の連続選出者は
川島、西川、吉田、森重、内田、柿谷
ですが、既に6人となっております。
連続は10人の予定なので、このままだとロンドン組連続出場者が4人となってしまい整合性がとれません。
あ、やべぇ、そもそも香川入れてないや。
そこで香川をロンドン組にムリヤリ編入し、リバースカードオープン、常識的に考えて香川は選ばれるだろの法則が発動!
川島、西川、吉田、森重、内田、香川、柿谷
の7人でターンエンド。
もうそうなると明らかにロンドン連続枠足りてません。
しょうがないので、北京組は3人ということで、フィールドプレーヤー内で年上の森重には涙を呑んでいただきましょう。モリゲェェェエエ!!
よってロンドン組は
清武、権田、山口、宏樹、斉藤、大迫
の6人中4人が選出されることになります。
さて、誰を外すか。
そこで次の法則、
法則8:全ポジションに連続組と初選出組がいる
選出メンバーのポジションをGK、CB、SB(WB)、DH、OH(二列目)、FW(トップ)と分けた場合、全ポジションに必ず前回大会出場者と初選出組がいます。
これは例外がありません。たぶん。
ドイツ大会で曽ヶ端が外れて土肥が入ったのもこの法則のせいです。
日韓で中村を選外にしていなかったら、ドイツの二列目のメンバーは組めませんでした。全員連続選出になってしまうので。
これ法則ってか協会の方針なんじゃねぇかってくらい必ず適用されてます。
この法則を現在選出したメンバーに当てはめてみましょう。
現メンバーをポジション別で書くと、
GK:川島、西川
CB:吉田
SB:内田
DH:
OH:香川
FW:柿谷
となります。
おやおやDHが空いてますねぇ。
よってロンドン組からボランチの山口を補給いたします。おめ!
更にGKですが、もう枠一個しかないです。
これで権田を選んでしまうと、三人とも連続出場になってしまい、法則から外れてしまいます。残念ですが、権田は今回が最後のW杯でした。
さて、あと一人ロンドン組から落選するのですが、特にもう法則とか思いつきません。
そこで現実的な話ですが、現在、日本には左サイドから中にカットインしてくるタイプのドリブラーがいっぱいいます。乾、金崎、原口、宇佐美、南野なんかはそういった形が大好物です。香川も代表ではそういうプレーよくやりますよね。
それらのライバルを前に、斉藤学が次回も選出されるかっていうと、かなり疑問です。
よって斉藤は選外、清武、宏樹、大迫は選出とします。
これでロシアの地を踏むブラジル戦士が決まりました。
GK:川島、西川
CB:吉田
SB:内田 宏樹
DH:山口
OH:香川 清武
FW:柿谷 大迫
の10選手です。
残念ながら選外となったのは、
権田、森重、今野、伊野波、長友、高徳、長谷部、遠藤、青山、本田、岡崎、斉藤、大久保
の13選手です。
ちょっと長くなってしまったので今回はここまで。
次回、「決定!!初選出の13人!!」
をお送りいたします。そのうちね。