10月ジャマイカ戦ブラジル戦感想
10月の日本代表親善試合が終わりましたね。
ジャマイカ戦はとりあえず一勝を取りに行く、ブラジル戦は4年後のことを考えて若手に世界との差を認識させる、というコンセプトがはっきりしていて良かったです。たぶん良かったと思います。少なくとも勇気はすごいでしたな。
特に年代別の経験がほぼない国内組(太田、小林、武藤、森岡、塩谷)あたりは通用するところしないところがはっきりしたと思います。
ブラジル対策もわざとしてなかったっぽいし。Jだと宇佐美の周りに3人くらいいるのに、ネイマールはたまにフリーだったり。
以下選手感想。抜けてたらゴメン。
西川
ジャマイカ戦フル出場。
ハイボールはどきどきしましたね。
フィードはやっぱりいいけど、あれだけマンツーでベタ付きされると受けて次第になっちゃうのでそこまでの効果は出せてなかった気がします。本田に投げたキャッチ即カウンターの判断は素晴らしかったです。
放り込まない相手なら西川の方が良い気がしました。
川島
ブラジル戦フル出場。
あの劣悪なピッチで川島にバックパスするっていう状況がもうドキドキして楽しかったです。フィードがもう、ただのクリアでしたからね。
最初2点はノーチャンスだけど、それにしても止められる期待感が皆無というか、W杯や結婚を経て小さくなった印象。顔もあんまり怖くない。ちゃんと塩谷に八つ当たりしてほしかった。なんか寂しい。
権田
ブラジル戦あそこまでやるなら、いっそ権田出せばよかったのに。
森重
ジャマイカ、ブラジル戦先発。
ジャマイカ戦で一本意味不明なパスはあったけど、あとはとにかく強さを見せました。ほら、やっぱりモリゲは世界に通用するんだよって関わってきた皆さま溜飲を下げていることでしょう。
チーム戦術か、個人の趣味か、ブラジル相手にガンガンライン上げる姿勢も良かったです。いや、結果的にはダメなんだけどね。
それにしてもなんか我らのモリゲから一つ上に行ってしまった感じが。週末の試合あたりで致命的なパスミスしてファン感情を調整したほうがいいと思います。
塩谷
ジャマイカ、ブラジル戦先発。
絶対やらかすと思ってたら、ブラジル相手にも普段通りにプレーしてて驚きました。その強心臓は素敵。
対人の強さは通用したし、両方CBから出る縦パス、フィードはなかなか良いものがあありましたね。ジャマイカ戦の細貝がつっかけたとこを思い切りのいい出足で奪い、一人かわしたプレーが今回のハイライトでした。
ブラジル戦は、落ち着いて普段通りの実力出してアレだと思います。レベルを上げて物理で殴られた気分。そういうゲームだからこれ。相手が悪い。
裏抜け対策とかカバーとかはチームに寿人や高萩がいる以上どんどん上手くなっていってくれるはず!
鈴木大輔
ブラジル戦ちょっと出場。
顔がいいですね!
水本
あーね。
長友
ジャマイカ戦出場。
お疲れモードか、集中を切らす場面がちらほら。致命的バックパスミスもありました。カバーしてくれてありがとうモリゲ、モラッティのサインをあげるよ。
チーム戦術として左右両方使っていく方向性だったでしょう、ザック時代の左サイドからビルドアップってよりも、後ろからいきなり追い越してくる場面も多く、迫力はありました。択が増えるのはいいことだと思います。
酒井高徳
ジャマイカ戦、ブラジル戦出場。
ジャマイカ戦は新潟ビッグスワン、地元凱旋でえぇ格好したかった酒井高。いつもにも増して激しい上下動があり、左サイド偏重やめようぜっていう戦術の変更か前回より攻撃の比重が増してました。
単純上下動であれば長友に勝るとも劣らない能力を持っていますが、いかんせん安定感がなく、素晴らしいプレーの後に舐めたパスミスしたりとゴートクルーレット状態は変わりません。もうそんな若くないし代表経験は多い方なのに。なぜネイマールほっといて前に走っちゃおうと思えるのか。不思議な選手です。
太田宏介
ジャマイカ戦途中出場、ブラジル戦先発出場。
ジャマイカ戦は途中出場でアピールしたくて前のめりになりそうなところを、きちんと守備で跳ね返したりしてて好感が持てました。
どこで蹴ってるのかわからない左利き独特の必殺クロスはズッ友小林へ。アレ決まってたら相模原~多摩川近辺の広域で震度3くらい記録しただろうな。
そしてブラジル相手にも堂々とプレー。一対一で勝てないと早々に割り切って、ポジショニングを即、改善したのもすごい思いました。まずはチームとしてのタスクをこなすという意識が高くて良かったですね。
いや、やっぱダメ。ゴールが見えたら放り込むくらいでいい。あとは全部FWのせいにしていい。FKも全部狙っていい。俺のターゲット用に豊田選べって言っていい。
西大伍
たぶん練習で長友香川とやりあってるだろうからいいと思います。
細貝
ジャマイカ戦出場、ブラジル戦途中出場。
ジャマイカ戦ではなぜか実況がガン押ししてたけど、まぁそれもわかる出来というか。機器察知や潰しの部分で大活躍。フィジカル負けもせず凄かったです。前回のインサイドハーフに比べてコナレてましたね、アンカー。
ただアンカーモリゲとは微妙に役割が違うというか、ビルドアップでもブロックでも前目でプレーしてたので、なんか面白かったです。
でもブラジル戦では途中出場後2失点と、特に効果なし。
その辺からブラジル人ばっか見てたから最初の寄せ以外記憶なし。コウチーニョでらうめぇ。
田口泰士
代表かぁヘヘヘッ///みたいな感じ。
緊急招集、いきなり先発、相手ブラジル、しかもアンカーっていう、絶対無理な状況なのでしようがないと思います。引っ張り出されるのは試合中に改善してほしかったですけど。セットプレー蹴ってほしかったですけど。
普通なら心折れそうだけど、沖縄人だから大丈夫だね。
高さでは競り勝ってたしね。・・・高さ?田口が?全くイメージになかった。
香川
ジャマイカ戦後、帰宅。
べらぼうに高い期待値から考えると、あまり満足のいくプレーではありませんでした。消えたり、引っかかったり、シュート外したり、なんかなぁ。香川なら決めてほしかったです。武藤に上げたクロスは才気あふれてましたけど。
途中から本田、香川、長友トリオがザック式でやりだしたのは面白かったです。
柴崎
ジャマイカ戦、ブラジル戦出場。
ジャマイカ戦は、ふらふらしてた香川に比べて、まぁ2戦目ってのもあるでしょうけど普通にプレーしていた印象です。2戦目なのに。阿部並のサッカー感持ってますね。
ただ、国内組あるある、キックやドリブルが外人の足にひっかかる。そのせいかバイタルでのクリティカルなプレーは出来てなかった印象です。判断速くシュート打っちゃえばいいじゃん。
そんで多分U-17以来のブラジル戦は、あのとき以上の苦い思い出に。基本的には良かったんですけど、あのとき同様コウチーニョ、ネイマールを向こうに回して、その二人相手に致命的なミスで点を献上。普段から指摘されてる悪い部分が全部露骨に出ちゃった感じ。
今日からすぐ変えよう系キャラなので、週末の柏戦ではタフで判断の速いプレーを見せてくれるはずです。煽り食って走らされまくる土居君、豊川君。
森岡
ブラジル戦の最初ちょこっといた気がします。
当たり前だけど、迷子になってました。まぁU-21合わせて5回くらい見てるからもう慣れました。そうなると私にはどこで何やってるのかわからなくなるので。原川も大島もTJも細貝も森岡も、みんな試合中にどこに行ってるんでしょうか。
パスが相手の伸びる足に引っかかりまくってカウンター食らうって思ってたら、そんなことなかったですね。多分ちゃんとレオシルバ想定出来てた。
ネイマールのユニフォームはロッカーに飾れば、北本あたりが勝手にサイン書いて面白いことになると思います。
本田さん
決めろよ!!
岡崎
脳のスピードがジャマイカ人と全然違ってました。そんでブラジル相手にも対等にプレーしてました。凄いぜザキオカ。
空中戦以外は相手にとって危険な香りしかしないでしょう。
最早、決めれる柳沢。
あとネット上のヘアレスって愛称が面白いと思った。
武藤
ジャマイカ戦は決めて欲しかったです。
散々決定機外して、なんやったらハットトリックできたんじゃないかって思うけど、
そういう状況になれることがやっぱり凄い。ボールに絡む力というか呼び込む力というか、そこらへんの感覚が違います。
ブラジル戦も普通にやれてて驚きました。やっぱりフィジカルって大事なんですね。
あとはトラップさえ出来れば。。。
小林悠
すごい自分色を出そうとしてたし、ジャマイカ戦の背中を取って飛び出したプレーなど、風間サッカーの”風”の部分であり、それはローカルサッカーテクじゃねぇんだよって気概を感じました。あれオフサイドじゃないし!打てば入ってたし!
太田のクロスに合わせたシーンは100人くらい泣いたと思います。
ブラジル戦のボレーは決めれば人生が変わったと思います。いや違う、きっと、”これを決めたら川崎から出ていくことになるのでは”という迷いが出たんでしょう。悠いいやつ。さすが性格込で代表入りしただけはある。
マエケンのボークも「本当は広島から出たくない」という深層心理の表出説ありますよね。
ブラジル相手にボールに関われてなかったって評価見ましたけど、徳島相手にも関わってないんであんまり気にしないほうがいいですよ。
田中順也
遂にFWで出たけど、チームコンセプト遵守の意識高すぎて色が出ず。
違う、違う、そうじゃない、私たちが見たいのは。
柿谷
胸パス、ルーズなボールでも反転、寄せてきた相手を嘲笑うような足元ピタッ、さすがのジーニアス。使い方とか、何がしたいとか、今そこでやって意味あんのとか、取り敢えず脇に置いといて、ボールタッチで金取れる選手。
番組の企画で、柿谷の足を目がけて室伏が思いっきりドッジボール投げるとか見たいですね。
これまではボール触った瞬間うめぇって思ったらそいつが柿谷って認識だったんですが、ブラジル戦ではピッチ上に同レベルのタッチ持った奴が2、3人いたのでわかりませんでした。柿谷かなと思ったらコウチーニョでした。
ハーフナー
うん。次は調子がいい時に。
まぁとにかくネイマールが激烈にうまかったっす。柿谷、マルキーニョス、宇佐美の良いところ全部合わせてなお、届くかどうかの選手でした。一人じゃ無理。二人いても怪しい。
レガース直す⇒裏抜ける⇒戻る⇒やっぱ抜ける⇒シュートの流れは、もう何てゆーか、これがマリーシアかというか、スアレスかお前は。
”前を向いてボール持ったら”何でも出来る、なんてことは当たり前で、後ろを向いてボール持ってなくても何かできないとってことでしょうね。
いいですよ別に、今ブラジルとスコアレスドロー出来たからってアジア獲れるわけじゃないんで。
次は11月。Jも盛り上がってまいりました。