日本代表、コートジボワールに負けちゃいましたね。
ウイングのスピードやフィジカルはもうしょうがないですけど、連動したプレスとかビルドアップとか普通にうめぇじゃねぇか、どういうことや!聞いてたんと違う!
まぁ終わったことはしょうがないので切り替えていきましょう、4年後に。
4年後のメンバーは誰が入るかなぁってのは、今話題にする是非は置いといて、みなさん興味のあることだと思います。
きっと香川は残ってるだろう、とかね。
もちろん4年前も「次のワールドカップのメンバーは誰か」って盛り上がってて、長友香川本田あたりは当然名前が入っていました。
しかし一方で「こいつは入るだろう」と予想されていたにも関わらず、この4年間で評価を落とし、あるいは伸び悩み、最終候補にすら入らなかった選手もいるわけです。
そういった、いなくなってしまった人たちのこと、ときどきでいいから・・・思い出してください。
ということで、今日は思い出しましょう。
※基準は「4年前にブラジルでの活躍を期待されていた」「今回最終候補にも入っていない」選手にします。だから必要論が叫ばれ続けた闘莉王とか、候補に残っていた槙野などは外してます。
金崎夢生
19歳で日本代表入りを果たした逸材。
見た感じユース上がりだけど名門滝川第二出身です。
フットサルで鍛えたとされる細かい足技や恵まれたスピード、何より懐の深い切り返しでディフェンスを裂くドリブルが魅力の選手です。
4年前は左WGとして攻撃にアクセントをつける切り札(斉藤の枠)と思われていました。
その長いストライドのドリブルは永井雄一郎を髣髴とさせます。
しかし効果的なランが出来ず、どうでもいい場所で一人抜いて二人目で潰されるあたりも永井雄一郎を髣髴とさせます。
チャラい髪とかドイツ行ったりとか期待されて伸び悩むとか、とにかく永井雄一郎を髣髴とさせるプレーヤーです。
しかし永井ほど笑いの要素が少ないので、純粋にイラッとするプレーをかますことが多々あります。
つまり、サイドで優れた個人技を披露するけど、チームに貢献できないプレーヤーという、いるいる伸び悩みキャラ扱いになっちゃってます。レベル違うけどクアレスマとかそんな感じ。
原因は多分、大分で家長とプレーしてて「こんな感じでいっか」ってなったことにあるかと。
全部家長が悪い。
ロンドン五輪落選して、名古屋から戦力外食らって、ドイツ行って戦力外食らって、現在ポルトガル二部でプレーしているとのこと。
しかしまだ25歳で香川真司と同じ年なので、これからです。
25の時の豊田陽平なんて期待外れのフィジカルバカ扱いでサンガのベンチ外でしたし。
才能は疑いの余地がないし、プレーに華があるしで充分スターになれる選手だと思います。
ロシアも可能性あります。
谷口博之
恵まれたフィジカルを持ち、三列目から前線に飛び出してくる最先端ボランチ(とか呼ばれてた)。
どう見ても高校畑だけどマリノスユース出身。
こぼれ球の近くにいる、走ったらクロスが飛んでくるなどの感性は凄いです。トレゼゲみたい。ボランチなのに。
4年前はそのボランチにあるまじき得点力で日本の飛び道具的オプションになると期待されていました。
しかし中町や大谷といったきっちりとした仕事人プレーヤーからポジションを奪えないところをみると多分、戦術理解や判断力がアレなんじゃないかと思います。
その風貌からは想像もできないですが、割と才能だけでサッカーやってるタイプかなと。
つまり非常に計算しづらい選手です。
30前後で堅実さを増して味を出すプレーヤーが多いポジションなので、今後のJでの活躍は楽しみです。
ロシアはちょっともう遠いんではないかな。
米本拓司
高卒一年目からFC東京でレギュラーを獲得したボランチ。
危機察知能力、ボール奪取能力に長け、お世辞でもなんでもなくマケレレを髣髴とさせるディフェンス、いわゆるチャンスの芽を刈り取る守備を披露。
オフェンスでも展開力に非凡なものを見せており、攻守にわたって将来の日本代表の中心人物として期待されました。
私もJリーグで初めて見たときに衝撃を受け、以来ガン推ししてました。
しかし「私がガン推しした選手は膝をぶっ壊す」の法則が発動し(exダイスラー、村井慎二他多数)2度にわたって左膝前十字靭帯を断裂。代表から遠のいてしましました。
復帰後は以前ほど迫力のある、勇気凛々のアプローチは出来ていない気がします。
まぁそんなことやってたらまた膝やるんでやんなくていいです。
ロンドン世代なのでまだまだこれからですし、今後もガン推しします。
山田直輝
小学校から全国を制覇し、浦和ユースからストレート昇格し、一年目に日本代表に選ばれるというとんでもねぇサッカーエリート。
20までの経歴では歴代最強ではないでしょうか。
浦和ファンの中では11歳くらいから有名でした。
機敏な身のこなし、豊富な運動量、確かな技術、そして落ち着きのある頭脳的なプレーで攻守において貢献する選手です。
身長の割にはフィジカル強いし。
4年前はそのユーティリティー性も含めて、日本にとってなくてはならないプレーヤーになっていると期待されてました。
私も小学生サッカー選手権決勝で見て以来、ずっと期待していました。
しかし彼の問題は、やはり、虚弱体質。
SB多村もびっくりのスぺランカーです。
財前みたいに膝ブチ切りまくったわけではなく、
太腿、ケツ、腰、腓骨、膝靭帯など、下半身を万遍なく故障します。
やはり「私がガン推しした選手は膝をぶっ壊す」の法則は健在でした。
そろそろ中田中村でおなじみグロインペインやると思います。
あと本田山崎でおなじみバセドーもやると思います。
多分20までに運を使い過ぎてるんでしょうね。
万全であれば、かなり計算できる選手なので、なんとか故障しないようにしてほしいです。体ごと行く勇気のあるプレーもちょっと考えものですね。
怪我しすぎてて観る機会が少ないのですが、18の頃を思いますとロシアは充分狙えるのではないでしょうか。
森本貴幸
中学生でJリーグに出場した「怪物」。
将棋では4人いる中学生棋士も、Jリーグでは森本ただ一人です。
つまり加藤一二三と並ぶ「神武以来の天才」ということですね。
22歳で南アフリカW杯にも出場し、当然これからも日本代表の中心人物としてトップを張り続けると思われていました。
元々フィジカルやスピードでゴリゴリいくプレーヤーだったのですが膝をやったあたりから徐々にプレースタイルを変化させていったように思えます。
別に俺ガン推ししてなかったのに。
しかし別に柿谷みたいに技術があるわけでも岡崎みたいに嗅覚があるわけでもないので、なんか物足りない感じになっちゃいまして、現在J2千葉でプレーしています。
膝が限界とも言われており、極端に早熟な選手だったのかなと思います。
以前のような迫力ある個人プレーはもう望めないかと思うので、やはり本人の憧れであるインザーギのようなワンタッチゴーラーを目指していく、のでしょうか。
いやぁビエリになってほしかったなぁ。
ロシアは厳しいでしょうね。
硬い人工芝で膝痛めます。
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どうでしょうか、皆さま思い出しましたでしょうか。
こうやって見ると、伸び悩みの原因は頭かメンタルか膝が弱いってことなんでしょうね。
怪我に関してはしょうがない部分もあるでしょうし。
そういえば先日、私がガン推ししてた小屋松君が膝やったみたいですね。
なんだかなぁ。
逆に4年前予想されていいなかったけど代表に入った選手としては、当時徳島に島流し中の問題児柿谷、ロンドンで活躍した若手勢(酒井ゴ、酒井ゴ、山口、斉藤、清武)、昔も今も変わらず地味な青山、伊野波あたりですかね。
4年後はいったいどうなるのでしょうか。
今度ロシアW杯日本代表を予想してみたいと思います。
そのくらい気楽にギリシャ戦を見ようと思います。
じゃないとまた眠れなくなるので。