Vietnamびじねすりぽーと

ベトナムで生活する若者が綴る、安定的に肉を手に入れるまで。

日本のドラッグストアに思いを馳せる

薬がけっこう好きです。

良い方のやつ、薬局とかで簡単に手に入るやつね。

処方箋なしに。

市販薬っていうんですかね。

あれ見るの好きです。

 

ほんとは体にガタがきたら、

色々な市販薬試して、

あれは良いとか、これは悪いとか、

エスエスらしくない斬新な作風とか、

そういうレビューしてみたい。

くらい好き。

 

でも残念ながら私は健康優良27歳児ですので、

なかなかそんな機会がないです。

 

もちろん体調悪い時はありますよ。

でもそんな時は、効き比べするような余裕なんかないし。

だって体調悪いし。

薬局できゃっきゃする元気あるなら薬なんか飲まないってんですよ。

病院行った方がいいしね。

そんなに薬好きじゃないし。

 

そんな薬好きの私ですが、

中でも一番好きなのは鎮痛剤です。

 

痛みというキングオブ次世代不快感が、

徐々に取り除かれてゆくあの快感たるや。

言語を絶します。

*+▼☆▲△×□(リギリギラッ!リギリギラッ!)って感じ。

 

でもあれ、

「頭痛と生理痛に良く効きます」

って薬のCMでやってるじゃないですか。

あと歯が痛いのにも効くみたいな。

 

昔はあれ子ども心に意味が分からなかったんですよね。

 

私は男の子ですので、

残念ながら生理痛を体験する機会を生来逸してるんですが、

明らかに場所違うじゃん、と。

頭と、歯と、下腹部に効くのかよ、と。

 

薬ってなんだか、イメージとしては、

成分さんが猛然とウォーって患部に行って、

そこで仕事を始めるイメージがあったんですね。

 

多分ベンザブロックとかそこあたりの頭痛薬の3Dイメージの影響でしょうが。

 

だから頭に向かう成分さんと、下腹部に向かう成分さんは別人だと思ってた。

 

だが今の俺の考えは違う。

 

折角だから、何故痛みが止まるのかということを説明しよう。

 

その為にはまず、痛みとは何かということを知らねばならないです。

そこで分かり易く、ドラえもんを例に挙げてご説明できればと思います。

 

痛みとは、患部が何らかの異変を起こし、

その情報を神経を通じて脳が感知し、

「痛い」という信号を発することで

感じる。

らしい。

 

その患部には「痛覚受容体」と呼ばれる器官があり、

そいつが脳に信号を送っています。

 

いうなれば

ジャイアン(病変)に

空き地(患部)で

いじめられたのび太(痛覚受容体)が

あの映画とアニメで頻繁に造形をかえる近所の道(神経)を通って

ドラえもん(脳)に泣きつき

仕返しの為に出す「空気砲」

こそが痛みです。

 

我ながらわかりやすい。

 

さらにのび太の苛められっぷり報告の大小に応じて、

ドラえもんは空気砲(けっこういたい)や地球破壊爆弾(マヂいたい)を繰り出します。

 

ということですね。

 

ほんで、こののび太は同じようないじめにあっても、

しずかちゃん(プロスタグランジン?PG?とかいう物質)がいると、

より一層興奮してしまうのです。

 

いじめられる姿をしずかちゃんに見られ、

異常に興奮するのび太。

 

そしてのび太はその興奮冷めやらぬまま、

ドラえもんに過剰にいじめられっぷりを報告してしまうのです。

げんこつ食らっただけなのに、バットで殴られたとか。

 

それを聞いたドラちゃんが出す道具は自然と破壊力を増してしまう。

 

このままだとジャイアンが死んじゃう!

ジャイアン!死んじゃい(自粛

 

じゃあどうするか、

いじめられたら多少の仕返しは致し方ありませんが、

過剰防衛は刑法第174条に抵触してしまう可能性があります。

 

よって過剰反応の原因となる、

のび太の興奮を抑えるため、

しずかちゃんにどっかに行ってもらうのが良い、

ということになります。

 

そこで出木杉(鎮痛剤)の出番です。

 

出木杉は空き地でのび太がいじめられているのを見ると、

すかさずしずかちゃんの元へすり寄り、

甘言を弄して場末の某所へ連れて行ってしまうのです。

きっと最初は宿題の話をしてるんでしょうが、

実は宿代の話だったとかそんなんだろうなアイツ糞野郎だな。

 

そうすることで、

のび太の興奮を抑え、

ほんやくコンニャクで解決できる

=痛みがひく

 

ということです。

 

鎮痛剤とプロスタグランジンがドララーしている間にな。

 

わかりましたでしょうか。

わかりましたね。

 

 

鎮痛薬自体は色々市販されていますが、

これらは基本的に非ステロイド系抗炎症剤扱いです。

まぁ麻酔とかとは違うよってことですね。

 

 

使われてる成分も似たり寄ったりで、

イブプロフェンとか汗散るサリチル酸とか。

イブとリングルアイビーの成分とかほぼ一緒です。

 

でもリングルアイビーの方が効く気がする。

ロキソニンより効く気がする。

ふしぎー。

 

そうは言っても

「ボルタレン」

やはりこれが

最強

 

これで親不知を失った悲しみを乗り越えた。

 

そもそも頭痛も生理痛も全くないんだけどね。

別にいらないんだけどね。

 

あと一つ言っておきますが、

これらの非ステロイド系抗炎症剤は、

 胃痛、腹痛には全く効果ない!

ってか胃が荒れるから逆効果だからな!

 

そこだけ注意してくれよな!

 

バイバイキーン!